継続中:523日.2025.11.4

【UVERcup挑戦ログ Last】全力を出し切った10kmの軌跡と反省

今回のUVERcupで手にしたメダルと過去のメダル(2022,2023のメダル)の画像。
目次

【プロローグ】そして、約束の日が来た

UVERcup第3回、決戦当日。

この日のために、僕は自分自身と向き合い、トレーニングを積み重ねてきました。 これは、誰かに勝つための戦いではない。ただひたすらに、

過去の自分を超えるための、自分自身との約束

雨が降ったり止んだりする不安定な空の下、僕の最後の挑戦が、今、始まります。


第1章:【レース前】静かなる準備と、奇跡の始まり

レースは、スタートの号砲が鳴るずっと前から始まっています。僕が最も神経を使ったのは「食事」でした。

以前からお腹の不安があったのでここは慎重にならざるを得ませんでした。

マラソンレース当日の朝食は、どうすればいいですか?

最も重要なのは「消化」です。

スタートの2〜3時間前までには、おにぎりや卵など、自分が食べ慣れた消化の良い食事を終えるのが理想です。

その後は、エネルギーゼリーなどで補給し、内臓に負担をかけない状態を作ります。

僕もその戦略に則り、おにぎり3つ、ゆで卵2つ、ナッツ、プロテインバーを数時間かけて少しずつ摂取し、
スタート2時間前には固形物の摂取を完了

直前はゼリー飲料でエネルギーをチャージしました。

スタート前、は強まり、一時は中止すらよぎるほどでした。

しかし、奇跡が起こります。スタート時刻が近づくにつれ、雨はほぼ止み、走るには全く問題ないコンディションに。

まるで、この日のために祈りを捧げてきたTAKUYA∞さんはじめ、全てのcrew(ファン)の想いが、
天に通じたかのようでした。


会場の写真。味の素スタジアムの様子。
会場の写真。味の素スタジアムの様子。

第2章:【レース中】アドレナリンと、理性の狭間で

スタートの号砲と共に、数千のランナーが一斉に前進する。

この大会特有の熱気、大音量で流れるUVERworldの音楽。それらが僕の心拍数とアドレナリンを否応なく引き上げます。

【1周目:コースの解読と、呼吸の制御】

今回のコースは2.5kmを4周する新しいもの。

道幅の狭さ、段差、デコボコ道…。決して楽なコースではありません。

しかし、それこそが、どんな環境でも祈りながら進む「PRAYING RUN」の精神を試されているようで、
僕は少し楽しくなっていました。

僕が最も意識したのは、スタート直後の呼吸の乱れ。

ここで流れに飲まれてオーバーペースにならないよう、呼吸を深く、抑える意識を持ったことが功を奏し、
比較的楽に最初の流れに乗ることができました。

会場とゼッケンの画像。
会場とゼッケンの画像。

【2〜3周目:仲間と音楽が、僕を押してくれた】

課題だった初動のペースも良く、状態は万全。

あとは、このペースを維持できるか。 共に走るランナーたちの息遣い、そして背中を押してくれる音楽。

いつもなら少し力を抜いてしまうような苦しい局面でも、「ここで踏ん張れ!」と、
見えない力が僕の足を前へ、前へと運んでくれました。

レースで最も大切なこと
第一に:

怪我と病気をしないこと。

今回参加できなかったランナーの想いも繋げるために。
そして、これが僕のランニング人生のゴールではないから。

第二に:

油断せず、やりきること。

呼吸を抑えるなどのレースでの意識

この二つを、僕は常に胸に刻んで走っていました。

【最終周:”意地”だけで進んだ、最後の2.5km】

しかし、3周目を終える頃、僕の体に異変が起きます。 肺が、限界を迎えたのです。
呼吸をしても楽にならず、横腹が痛み出す。

理想は、ここでスピードを上げることでした。しかし、現実は甘くない。

Tomoya

まだだ…!足は動く。呼吸にだけ集中しろ。立て直せ…!

もう、何も考えられない。 ただ、あのアーチをくぐるまでは、絶対に止まらない

その”意地”だけで、僕はゴールラインを駆け抜けました。

4周目はほぼ満身創痍で維持だけでした。いつ切れてもおかしくないほどに苦しかった。。

UVERcupの結果の記録証明書。19位36分21秒の記録。
UVERcupの結果の記録証明書。19位36分21秒の記録。

第3章:【レース後】やりきった、その先に見えたもの

ウォッチの距離が少し足りていなかったので、ゆっくりとダウンジョグをしながら、僕はこみ上げてくる感動を噛み締めていました。

「やりきったんだな…」

ゼッケンと交換で受け取ったメダルが、ずしりと重い。 バキバキに痛む足が、心地よい。小雨とUVERworldの音楽が、世界をこんなにも美しく感じさせてくれる。

この大会に参加できたこと、開催し、継続してくれた全ての人に、心から感謝したい。 ありがとうございました。

準備してきた成果もあって状態は良く大会の雰囲気で力を貰い

それが相乗効果を生み、自分の力を出し切れたことが良かったと思います。

UVERcup本番のGarminランニング記録。:10/19、10kmの距離、平均心拍数、平均ペース、総合タイム、カロリー数が記載されている。
UVERcup本番のGarminランニング記録。:10/19、10kmの距離、平均心拍数、平均ペース、総合タイム、カロリー数が記載されている。

何とか今回の目標であった自分を超える事が出来たのが良かったです。

自己記録更新:37分22秒⇒36分21秒:2025年10月19日

【僕の得た、本当の”報酬”】

今回の挑戦でログを残し続けたことは、僕に新しい「責任感」を教えてくれました。

それは、家族を養う責任や、プロジェクトを完遂する責任とは、比べ物にならないほど小さなものかもしれません。 しかし、「自分の記録に挑む」という責任もまた、ゴールが見えない不安と、達成した時の偉大さがある。

この大会という「ゴール」があるから、僕は走り続けられる。

そして、ゴールした瞬間から、次の挑戦への「基盤」作りがまた始まる。 「継続」という言葉の本当の重さを、僕は改めて知りました。

上手くいかないことだらけの人生だけど、この経験を糧に、また明日から歩き出そう。 いつまでも更新し続けるUVERworldのように、僕も「Day 1」の精神で、かっこいい存在になれるように。

本当に、UVERworldは最高にカッコいい。

僕の挑戦は、まだまだ続きます。


僕の挑戦の全記録

今回でUVERcup第3回への挑戦記は一区切りとなりますが、僕の物語はこれからも続きます。 これまでの激闘の記録は、以下の「基盤記事」に全てまとめています。この挑戦の軌跡を、ぜひご覧ください。

今回のUVERcupで手にしたメダルと過去のメダル(2022,2023のメダル)の画像。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次