【プロローグ】挑戦は、”クリック”の葛藤から始まった
日々のログを「Day 1」から始めようと思っていました。 しかし、僕のこの挑戦は、もっとずっと前から、静かに始まっていたのです。
それは、UVERcupの応募ボタンを前に、僕が深く、深く、逡巡していた、あの日から。
「今の自分に、この舞台に立つ資格はあるのか?」
「どうせ抽選だから、外れたら内心ホッとするんじゃないか?」
そんな弱い心が、確かに僕の中にありました。 しかし、それでも僕は、応募ボタンをクリックした。
「過去の自分を超える」という、たった一つの約束を、自分自身と交わすために。
これは、そんな僕の決意と、大会までの3週間という限られた時間で”最高の自分”を創り上げるための、
全ての戦略を記した「Day 0」の記録です。
第1章:3週間で頂点へ。僕のコンディショニング設計図
残された時間は、わずか3週間。しかし、僕にはこれまで毎日走り続けてきたという、揺るぎない「基盤」があります。
この基盤の上に、僕は以下の3つの戦略を積み重ね、本番へのコンディションを研ぎ澄ましていきます。
- 大会まで3週間、ランニングの調子を上げるにはどうすればいいですか?
①食事の見直し(栄養バランスの取れた消化の良い食事)、
②トレーニングの段階的強化(距離と強度を徐々に上げ、坂道などで心肺に刺激を入れる)、
③フォームの安定化(高出力でもブレない動きの確認)、
そして
④十分なケア(ストレッチと休養)の4つの柱を組み合わせることが、
短期間で効果的にコンディションを上げる鍵となります。
【戦略①:食事】僕の体を創る、究極の”勝負メシ” – 鍋生活の始まり
まず僕が着手したのは、食生活の再構築です。大会当日まで、僕の食事はほぼ毎日「鍋」になります。
- 栄養の完全吸収: 野菜や肉から溶け出した栄養素を、スープや締めの雑炊で一滴残らず摂取できる。
- 調理の手軽さ: 切って煮込むだけ。トレーニングで疲れた体でも、簡単に栄養満点の一食が完成する。
- 内臓への優しさ: 温かい食事は内臓を温め、消化を助ける。お腹が弱い僕にとって、これは絶対条件です。
今回の発見:鶏むね肉より、鶏もも肉の方が断然うまい!出汁の深みが違う。これで乗り切ります(笑)。


【戦略②:トレーニング】”肺を起こし、坂で心を折る”
次に、トレーニングの強度を段階的に引き上げていきます。
- Step 1:肺を”元の大きさ”に戻す
普段の9kmから、10km、そして20kmへと距離を伸ばします。僕のイメージでは、肺は柔軟な臓器。
長い距離を走ることで、日常で少し縮こまった肺を、本来の最大容量まで広げてあげるのです。- Step 2:坂道スプリントで、心肺をいじめる
僕の練習コースにある坂道を使い、意図的に出力を上げてスプリントを行います。ここで心肺に強烈な負荷をかけておくことで、本番の平坦な道が、まるで下り坂のように楽に感じられるはずです。
【戦略③:フォーム&ケア】”安定”を体に刻み込み、”壊さない”勇気を持つ
状態が上がってきたところで、最後の仕上げに入ります。
- フォーム調整:
高い出力でもブレない、美しいフォームを体に刻み込む。あえてペースを落とし、腕の振り、骨盤の位置、呼吸のリズムを、一つひとつ確認する精密作業です。
- 徹底的なケア:
高負荷なトレーニングは、怪我と隣り合わせ。この期間は、いつも以上に時間をかけてストレッチを行います。この大会で、そして大会後も走り続けるために、「怪我と病気だけは絶対にしない」と、自分に固く誓います。
【エピローグ】最高の”今”を、ぶつけるために
この大会があるからこそ、僕は自分の限界に挑戦し、新しい発見をすることができます。この刺激的な毎日を、大会後も維持していきたい。この挑戦を、一過性の花火で終わらせるつもりはありません。
全力で、ベストを尽くす。でも、決して無理はしない。 今の僕が持つ、最高の力を、あのスタートラインでぶつけることができたら。 きっと、そこには新しい自分が待っているはずです。
さあ、準備は整った。 ここから、僕の挑戦の記録が、一日ずつ刻まれていきます。
この設計図に基づいた僕の日々の葛藤と成長の記録は、こちらから。ぜひ、僕の挑戦の目撃者になってください。







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