「よし、今日から走るぞ!」 そう意気込んでシューズを買ったのに、気づけば玄関の隅で埃をかぶっている…。
そんな経験はありませんか?
ランニングを始めても、多くの人が途中で挫折してしまいます。
理由はいくらでも挙げられますよね。
- 単純に、苦しいしキツイ。
- 楽しくない。
- 一人で走るのが孤独。
- 仕事や家事が忙しくて時間がない。
これらは全部、正解です。
しかし、私はこれらをひっくるめて、
「人々がランニングを拒否してしまう、たった一つの根本的な理由」があると思っています。
こんにちは。Tomoyaです。
今日は、ランニングの「挫折」について、私の考えをお話しします。
もしあなたが「自分は意志が弱い」と責めているなら、
この記事を読んで少し肩の荷を下ろしてください。
1. 挫折の正体は「努力と報酬のタイムラグ」
なぜ、私たちはランニングを「意味がない」と感じてしまうのか。
それは、「効果を実感するのが、圧倒的に遅いから」です。
- 1日走っても、体重は減りません。
- 2日走っても、体力はいきなりつきません。
- 3日走っても、鏡に映る自分は何も変わりません。
多くの挫折パターンは、この「無風期間」に耐えられなくなることです。
「こんなに苦しい思いをして、時間を削って走ったのに、何も変わってないじゃないか!」
これが、ランニングを拒否する心の正体です。 ランニングは、継続して初めて意味を持つ運動。
今日撒いた種が、芽を出すのはずっと先。
この「タイムラグ」こそが、最大の挫折要因なのです。
2. なぜ、それでも私は走るのか?
では、なぜ私は、効果がすぐに出ないと分かっていて、苦しいランニングを毎日続けているのか?
それは、私のランニングの目的が「来月のダイエット」ではなく、「人生という長い時間軸での投資」だからです。
私が欲しいのは、
おじいちゃんになっても、自分の足で元気に動ける身体なんです。
将来どうなるかは、誰にもわかりません。
でも、「今、黙々と積み上げた基礎体力」は、必ず未来の私を助けてくれると信じています。
- 短期視点だと、ランニングは「コスパの悪い苦行」に見えるかもしれません。
- 長期視点で見れば、これほど確実な「健康への積立投資」はありません。
結果が出ると信じて、今はただ黙々と足を動かす。 それが私のランニングスタイルです。
3. サッカーでも水泳でもなく、なぜ「ランニング」か?
「運動なら他にもあるじゃないか」
「仲間とやるサッカーや、全身運動の水泳の方が楽しいし効果的では?」
おっしゃる通りです。
楽しさで言えばゲーム性のあるスポーツの方が上ですし、水泳の運動効率は素晴らしいです。
それでも私がランニングを選ぶ理由は、「手軽さ」と「孤独な基礎づくり」にあります。
メリット比較
ランニング:
他のスポーツ:
靴さえあれば、今すぐ一人で始められる。
場所、道具、相手、決まった時間が必要。
黙々と基礎体力をつけるには、この「孤独」が最適なのです。
誰にも合わせず、自分のペースで、自分の体と対話しながら、地味な基礎を固めていく。
この「地味な時間」こそが、揺るぎない土台を作ってくれます。

4. 「見えない壁」を越えた先にあるもの
効果を実感しにくいからこそ、そこを乗り越えて継続することに価値があります。
最初は「辛いだけ」だったランニングが、効果を実感できるようになると
「もっと良くしたい」「この状態を維持したい」というポジティブな欲求に変わりました。
最初は、効果なんて見えなくて当たり前です。 「意味がない」と感じる日もあるでしょう。
でも、どうか「目的」を持って続けてみてください。
「10年後の自分のために」でも「美味しいビールのため」でも構いません。
その苦しさの先には、必ず「走ってよかった」と思える日が待っています。
まずは今日、結果を求めずに、ただ一歩を踏み出してみませんか?





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