継続中:569日.2025.12.19

【運動×英語】机の上より効果的?ランニング中に「独り言」を呟くと、驚くほど英語脳が覚醒する理由

ランニング中に骨伝導イヤホンをしながら英語を声にだして学習しているランナー。英語の文字をテキストで可視化と強調する。ランニング中が伝わる。イラスト。

あなたは普段、英語学習をしていますか?
あるいは、資格試験の暗記や、スピーチの練習など、「覚えたいこと」がありますか?

Tomoya

こんにちは。Tomoyaです。
私は現在、英語の勉強に力を入れているのですが、
ある日、ランニング中にふと気づいたことがあります。

あれ? 机に向かっている時より、走っている時の方が圧倒的に『口』が回るぞ…?」

ランニング中の学習といえば、イヤホンで音声を「聞く(インプット)」のが主流です。

しかし、私が今回提案したいのは、
そこから一歩進んだ「走りながら話す(アウトプット)」スタイルです。

これが、驚くほど相性が良い

今日は、なぜランニングとアウトプット学習が最強の組み合わせなのか。

そして、誰もが気にする「外でブツブツ喋る恥ずかしさ」の乗り越え方について、

私の体験を基に深掘りします。


目次

1. 「インプット」だけでは眠くなる。脳が求めているのは「動き」だった

英語学習には、リスニング(聞く)、リーディング(読む)、スピーキング(話す)など様々な種類があります。

多くの人は、ランニング中には「リスニング(聞き流し)」を選びがちです。

もちろんそれも有効ですが、私はあえて「シャドーイング(Shadowing)」を強く推奨します。

シャドーイングとは?(用語仮説)

聞こえてくる英語の音声を、影(シャドー)のように少し遅れて追いかけ、

そのまま声に出して真似をするトレーニング法

プロの同時通訳者も行う、非常に負荷の高い練習です。

なぜ、走ると「英語脳」になるのか?

家の中で椅子に座ってシャドーイングをしても、すぐに集中力が切れ、眠くなりませんか?

しかし、ランニング中は違います。

1. 血流の増加:

運動により脳への血流が増え、脳由来神経栄養因子(BDNF)などが分泌され、脳が覚醒状態になります。

2. リズム効果:

ランニングの「1、2、1、2」という一定のリズムが、英語特有の「リズム・強弱」とシンクロし、

不思議と口が滑らかに動くようになります。

「走りながらだと、脳の処理速度が上がり、英語のスピードに食らいついていける」

これは、思考停止しがちなデスクワークでは得られない、ランニング特有の「ゾーン状態」です。


2. 完璧じゃなくていい。「口の筋トレ」だと思えば続く

実践方法はシンプルです。

お気に入りのポッドキャスト(英語ニュースや会話系)を流し、聞こえた端からブツブツと声に出して走るだけ。

重要なマインドセット
理解しなくていい:

文法や単語の意味がわからなくても、一旦無視します。

間違ってもいい:

噛んでも、ついていけなくても気にしない。

目的は「反応」:

音に対して瞬時に口を動かす反射神経と、英語回路(英語脳)を作ることが目的です。

これは勉強というより、「口と脳のスポーツ」です。

足の筋肉を鍛えるように、口の筋肉思考回路を、ランニングの負荷を利用して鍛え上げるイメージです。

もちろん、疲れたら聞くだけ(インプット)に戻してもいいし、好きな音楽に切り替えてもいい。

「走る時間」を「トレーニングの場」に変える、この柔軟性継続の秘訣です。

Tomoya

メインでDuolingoという学習アプリを使っていますが
聞き取りやすさが上がってると感じています。


3. 必須ツール:イヤホン選びとポッドキャストアプリ

この学習法を快適に続けるために、ツール選びは重要なポイントです。

ポッドキャストアプリ(教材の宝庫)

まずは使いやすいアプリを1つ入れておきましょう。

アプリ特徴
Apple PodcastiPhoneユーザーなら最初から入っていて手軽
Spotify音楽も一緒に管理でき、レコメンド機能が優秀
Castboxネイティブな英語番組が豊富

どのアプリも無料で英語学習系の番組が豊富です。

始めは、Apple PodcastかSpotifyが良いと思います。

「英語学習」「English」などで検索して、自分のレベルより「少し速いかな?」と感じるものを選んでみてください。

有料で快適に行い方はAudibleの選択肢もあります。


イヤホン選び(ここが意外と重要!)

ランニング中の音声学習では、イヤホン選びで快適さが大きく変わります。

オープンイヤー型・骨伝導(Shokzなど)のメリット

  • 周囲の音が聞こえるので、車や自転車に気づける安全面の安心感
  • 自分の声が自然に聞こえるため、シャドーイングや発声練習がしやすい
  • 長時間でも耳が疲れにくい

カナル型(耳栓型)のメリット

  • 外部の雑音をカットできるので、音声への集中力が高まる
  • 風切り音の影響を受けにくい
  • 低音の聞き取りがしやすく、リスニング精度が上がる

結論:目的で使い分けるのがベスト

シーンおすすめタイプ
発声・シャドーイングしながら走るオープンイヤー型・骨伝導
リスニングに集中したい(静かな環境)カナル型
交通量の多い道を走るオープンイヤー型・骨伝導

「安全に、声を出しながら学びたい」ならオープンイヤー型

「とにかく音声に没入したい」ならカナル型

目的に応じて選ぶのがおすすめです。


4. 最大の壁:「外で喋るの、恥ずかしくない?」問題

ここまで読んで、「理屈はわかるけど…」と躊躇しているあなた。

その原因はこれですよね。

「はたから見たら、ブツブツ独り言を言ってるヤバい人に見えない?」

わかります。私も最初はそうでした

すれ違う人の視線が気になり、人が来ると口を閉ざしていました。

しかし、ある考え方に至ってから、私は堂々と喋りながら走れるようになりました。

自意識過剰な私

うわ、前から人が来た! 英語喋ってるの聞かれたら恥ずかしい!

Tomoya

大丈夫だ!!
彼らは君のことなんて見ていないし、聞いていない。


恥ずかしさを捨てる3つのロジック

1. 「ドップラー効果」で消え去る:

ランニングは移動しています。すれ違うのは一瞬。

あなたが何か言っていると相手が気づいた頃には、もうあなたは数メートル先です。

2. 相手は自分に夢中:

歩行者や他のランナーは、スマホを見ていたり、自分の考え事をしています。

他人が英語を練習しているかどうかなんて、気にする余裕はありません。

3. マスクやバフがあれば無敵:

どうしても口元が気になるなら、薄手のネックゲイター(バフ)を口元に当てれば、口の動きは完全に見えません。

「なんか言ってるな」程度には思われるかもしれません。

でも、数歩進めば、彼らはあなたのことなど忘れて、今日の晩ご飯のことを考えています。


まとめ:その「恥ずかしさ」の向こう側に、成長がある

運動 × アウトプットのススメ
  • ランニングのリズムは、言語学習の最強のブースターになる。
  • 机の上で眠くなるくらいなら、外で走りながら口を動かせ
  • 「変な人に見られるかも」という自意識は、成長の邪魔なだけ

これは英語に限りません。

スピーチの暗唱、資格試験の用語の復唱、プレゼンのリハーサル。

「何かを覚えたい」「身につけたい」と思った時、

ランニングという時間最高の教室になります。

今日から、イヤホンをつけて外に出たら、勇気を出して最初の一言を呟いてみてください。

誰も聞いていません。聞いているのは、成長しようとしている「あなた自身」だけです。

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ランニング中に骨伝導イヤホンをしながら英語を声にだして学習しているランナー。英語の文字をテキストで可視化と強調する。ランニング中が伝わる。イラスト。

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