あなたは普段、英語学習をしていますか?
あるいは、資格試験の暗記や、スピーチの練習など、「覚えたいこと」がありますか?
こんにちは。Tomoyaです。
私は現在、英語の勉強に力を入れているのですが、
ある日、ランニング中にふと気づいたことがあります。
「あれ? 机に向かっている時より、走っている時の方が圧倒的に『口』が回るぞ…?」
ランニング中の学習といえば、イヤホンで音声を「聞く(インプット)」のが主流です。
しかし、私が今回提案したいのは、
そこから一歩進んだ「走りながら話す(アウトプット)」スタイルです。
これが、驚くほど相性が良い。
今日は、なぜランニングとアウトプット学習が最強の組み合わせなのか。
そして、誰もが気にする「外でブツブツ喋る恥ずかしさ」の乗り越え方について、
私の体験を基に深掘りします。
1. 「インプット」だけでは眠くなる。脳が求めているのは「動き」だった
英語学習には、リスニング(聞く)、リーディング(読む)、スピーキング(話す)など様々な種類があります。
多くの人は、ランニング中には「リスニング(聞き流し)」を選びがちです。
もちろんそれも有効ですが、私はあえて「シャドーイング(Shadowing)」を強く推奨します。
- シャドーイングとは?(用語仮説)
聞こえてくる英語の音声を、影(シャドー)のように少し遅れて追いかけ、
そのまま声に出して真似をするトレーニング法。
プロの同時通訳者も行う、非常に負荷の高い練習です。
なぜ、走ると「英語脳」になるのか?
家の中で椅子に座ってシャドーイングをしても、すぐに集中力が切れ、眠くなりませんか?
しかし、ランニング中は違います。
- 1. 血流の増加:
運動により脳への血流が増え、脳由来神経栄養因子(BDNF)などが分泌され、脳が覚醒状態になります。
- 2. リズム効果:
ランニングの「1、2、1、2」という一定のリズムが、英語特有の「リズム・強弱」とシンクロし、
不思議と口が滑らかに動くようになります。
「走りながらだと、脳の処理速度が上がり、英語のスピードに食らいついていける」
これは、思考停止しがちなデスクワークでは得られない、ランニング特有の「ゾーン状態」です。
2. 完璧じゃなくていい。「口の筋トレ」だと思えば続く
実践方法はシンプルです。
お気に入りのポッドキャスト(英語ニュースや会話系)を流し、聞こえた端からブツブツと声に出して走るだけ。
- 理解しなくていい:
文法や単語の意味がわからなくても、一旦無視します。
- 間違ってもいい:
噛んでも、ついていけなくても気にしない。
- 目的は「反応」:
音に対して瞬時に口を動かす反射神経と、英語回路(英語脳)を作ることが目的です。
これは勉強というより、「口と脳のスポーツ」です。
足の筋肉を鍛えるように、口の筋肉と思考回路を、ランニングの負荷を利用して鍛え上げるイメージです。
もちろん、疲れたら聞くだけ(インプット)に戻してもいいし、好きな音楽に切り替えてもいい。
「走る時間」を「トレーニングの場」に変える、この柔軟性が継続の秘訣です。
メインでDuolingoという学習アプリを使っていますが
聞き取りやすさが上がってると感じています。
3. 必須ツール:イヤホン選びとポッドキャストアプリ
この学習法を快適に続けるために、ツール選びは重要なポイントです。
ポッドキャストアプリ(教材の宝庫)
まずは使いやすいアプリを1つ入れておきましょう。
| アプリ | 特徴 |
|---|---|
| Apple Podcast | iPhoneユーザーなら最初から入っていて手軽 |
| Spotify | 音楽も一緒に管理でき、レコメンド機能が優秀 |
| Castbox | ネイティブな英語番組が豊富 |
どのアプリも無料で英語学習系の番組が豊富です。
始めは、Apple PodcastかSpotifyが良いと思います。
「英語学習」「English」などで検索して、自分のレベルより「少し速いかな?」と感じるものを選んでみてください。
有料で快適に行い方はAudibleの選択肢もあります。
イヤホン選び(ここが意外と重要!)
ランニング中の音声学習では、イヤホン選びで快適さが大きく変わります。
オープンイヤー型・骨伝導(Shokzなど)のメリット
- 周囲の音が聞こえるので、車や自転車に気づける安全面の安心感
- 自分の声が自然に聞こえるため、シャドーイングや発声練習がしやすい
- 長時間でも耳が疲れにくい
カナル型(耳栓型)のメリット
- 外部の雑音をカットできるので、音声への集中力が高まる
- 風切り音の影響を受けにくい
- 低音の聞き取りがしやすく、リスニング精度が上がる
結論:目的で使い分けるのがベスト
| シーン | おすすめタイプ |
|---|---|
| 発声・シャドーイングしながら走る | オープンイヤー型・骨伝導 |
| リスニングに集中したい(静かな環境) | カナル型 |
| 交通量の多い道を走る | オープンイヤー型・骨伝導 |
「安全に、声を出しながら学びたい」ならオープンイヤー型
「とにかく音声に没入したい」ならカナル型
目的に応じて選ぶのがおすすめです。


4. 最大の壁:「外で喋るの、恥ずかしくない?」問題
ここまで読んで、「理屈はわかるけど…」と躊躇しているあなた。
その原因はこれですよね。
「はたから見たら、ブツブツ独り言を言ってるヤバい人に見えない?」
わかります。私も最初はそうでした。
すれ違う人の視線が気になり、人が来ると口を閉ざしていました。
しかし、ある考え方に至ってから、私は堂々と喋りながら走れるようになりました。
うわ、前から人が来た! 英語喋ってるの聞かれたら恥ずかしい!
大丈夫だ!!
彼らは君のことなんて見ていないし、聞いていない。
恥ずかしさを捨てる3つのロジック
- 1. 「ドップラー効果」で消え去る:
ランニングは移動しています。すれ違うのは一瞬。
あなたが何か言っていると相手が気づいた頃には、もうあなたは数メートル先です。
- 2. 相手は自分に夢中:
歩行者や他のランナーは、スマホを見ていたり、自分の考え事をしています。
他人が英語を練習しているかどうかなんて、気にする余裕はありません。
- 3. マスクやバフがあれば無敵:
どうしても口元が気になるなら、薄手のネックゲイター(バフ)を口元に当てれば、口の動きは完全に見えません。
ランニングバフ
「なんか言ってるな」程度には思われるかもしれません。
でも、数歩進めば、彼らはあなたのことなど忘れて、今日の晩ご飯のことを考えています。
まとめ:その「恥ずかしさ」の向こう側に、成長がある
- ランニングのリズムは、言語学習の最強のブースターになる。
- 机の上で眠くなるくらいなら、外で走りながら口を動かせ。
- 「変な人に見られるかも」という自意識は、成長の邪魔なだけ。
これは英語に限りません。
スピーチの暗唱、資格試験の用語の復唱、プレゼンのリハーサル。
「何かを覚えたい」「身につけたい」と思った時、
ランニングという時間は最高の教室になります。
今日から、イヤホンをつけて外に出たら、勇気を出して最初の一言を呟いてみてください。
誰も聞いていません。聞いているのは、成長しようとしている「あなた自身」だけです。









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