あなたが「今日は最高の走りだった!」と感じるのは、どんな時ですか?
タイムが良かった時? 長い距離を走れた時?
こんにちは。Tomoyaです。
最近、私はある一つの「当たり前すぎる真理」に気がつきました。
良い走りができる時。 それは、「どこも痛くない、苦しくない、違和感がない時」です。
「なんだ、当たり前じゃないか」 そう思いましたか?
しかし、この「何もない(マイナスがない)」状態を、365日の中でどれだけ作れていますか?
と問われると、言葉に詰まる人が多いのではないでしょうか。
今日は、ランニングにおける「違和感」の正体と、
神に祈る前に私たちがやるべき「確率への挑戦」について、少し深い話をさせてください。
1. ランニングは「走っていない時間」の通知表
私たちはつい、「速く走るためのトレーニング」ばかりに目を向けがちです。
しかし、どんなに筋力をつけても、以下の3つの「敵」が現れた瞬間、良い走りは不可能になります。
- 怪我: 痛みがあれば、無意識に足を庇い、フォームが崩れる。
- 病気: 鼻詰まり一つで呼吸が乱れ、パフォーマンスは地に落ちる。
- 不調: 腹痛、寝不足によるダルさ。当日走るまで分からない厄介者。
これらが一つでも顔を出すと、私たちのランニングは「我慢」に変わります。
つまり、良いランニングができるかどうかは、走っている時ではなく、
「走っていない時間をどう過ごしたか」の通知表のようなものなのです。
2. 「神頼み」の前に、確率を下げる努力を
もちろん、どんなに気をつけていても、怪我や病気は「確率」で降りかかってきます。
人間である以上、避けることはできません。
しかし、「どうせ運だから」と何もしないのは違います。
私たちの使命は、そのバッドイベントが起きる確率を、10%から1%に下げることです。
私の対策
神に祈るのは、やることをやってからです。
私は、以下の「確率を下げる努力」を生活に組み込んでいます。
- 怪我対策:
- 必ず準備体操を入れる。
- 季節によってペースを変える(冬は慎重に)。
- 運動が終わった後もストレッチをしてケアする。
- 病気対策:
- 帰宅後の手洗い・うがい(基本こそ最強)。
- 乾燥する季節は、意識的に温かい飲み物を摂り、体を潤す。
- 免疫力を上げる食べ物を意識的に摂取する。
- 水分摂取をこまめに行って体を潤しておく。
- 調子対策:
- 暴飲暴食を避け、睡眠時間を死守する。
- 自分の体の声を聴き、少しでも違和感があればケアする。
これらは、ランニングの練習メニューではありません。 「生活そのもの」です。
3. 自分だけの「最適解」を探す旅
では、具体的に何を食べ、何時間寝ればいいのか?
残念ながら、万人に共通する「完璧なマニュアル」は存在しません。
仮にあったとしても、私たちは機械ではないので、それを毎日完璧にこなし続けることは不可能です。
だからこそ、「自分なりの方法(My Method)」を見つける必要があります。
- 「私は寝る前にストレッチした方が調子が良い」
- 「僕は朝、少しの水を飲むと腹痛が減る」
誰かに言われたことではなく、自分で失敗し、学び、見つけた方法だからこそ、納得感があり、継続できます。
この「主体的な試行錯誤」こそが、あなたの体を深く理解し、成長させる唯一の道です。
私もまだ、完全な方法は見つかっていません。
失敗しては対策し、また失敗する。その繰り返しです。
でも、
そのプロセス自体が『ランナーとしての成長』なのだと感じています。
4. 問い:あなたの「違和感」はどこから?
今日、もし走る予定があるなら、走り出す前に少しだけ自分の体に意識を向けてみてください。
「足首に硬さはないか?」
「喉にイガイガ感はないか?」
「昨日の夕食が胃に残っていないか?」
もし「違和感」があるなら、それは昨日の生活からのメッセージです。
逆に、もし今日「最高に体が軽い」と感じたなら、それは昨日のあなたが、自分を大切に扱った証拠です。
まとめ:食事・睡眠・運動。基本の三角形を磨く
- 最高のランは「違和感ゼロ」の状態から生まれる。
- 不調は避けられないが、生活を整えることで「確率」は下げられる。
- 他人の正解ではなく、自分の体で実験して「自分の正解」を見つける。
私たちは、トップアスリートのように24時間を競技に捧げることはできません。
しかし、食事・睡眠・運動という、人間としての「基本の三角形」を少し丁寧に扱うことはできます。
速くなるための練習も大事です。
でも、まずは「毎日走れるような、状態の良い体」を目指しませんか?
その「土台」さえあれば、私たちはいくらでも遠くへ行けるはずですから。
共に、あの「透き通るような最高のランニング」を目指して、今日も生活を整えていきましょう。








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