継続中:569日.2025.12.19

【鼻呼吸は推奨しません】ランニングの呼吸は「口」が基本。気道を“一本のパイプ”にするための「顎」の使い方

ランナーが鼻呼吸と口呼吸をしているスプリットイメージ。抽象的でアーティステック。

ランニングの呼吸法について調べると、

「鼻から吸って口から吐く」や、最近では「完全鼻呼吸ラン」を推奨する声も耳にします。

健康面や加湿効果など、鼻呼吸にメリットがあるのは事実でしょう。

しかし、私はあえてランナーの皆さんに提言したい。

「ランニングにおいて、鼻呼吸はおススメしません。口呼吸こそが基本であり、最適解です。と

Tomoya

こんにちは。Tomoyaです。

これは私の個人的な見解ですが、実際に走り込み、試行錯誤した結果、
「口呼吸」こそが最も自然で、理にかなっているという結論に至りました。

なぜ鼻ではダメなのか?
どうすれば「口呼吸」のパフォーマンスを最大化できるのか?

今日は、私の考える「気道確保の理論」についてお話しします。


目次

1. 「ストロー」で吸うか、「土管」で吸うか

まず、物理的な空気の通り道の話をしましょう。

鼻呼吸と口呼吸の決定的な違いは、「空気の入る量(キャパシティ)」と「抵抗」です。

特徴👃 鼻呼吸👄 口呼吸
通気量(限界がある)(制限がない)
抵抗(狭い・フィルターあり)(ダイレクト)
イメージストローで吸う感覚太い土管で吸う感覚
適正軽いジョグ・日常生活ランニング・高強度運動

ランニングは、大量の酸素を消費する運動です。

それなのに、わざわざフィルター機能があり、穴の小さい「鼻」を通して空気を吸うのは、
まるで細いストローで必死に空気を吸おうとしているようなものです。

「鼻での呼吸だと制限がかかるし、物足りない」

私がそう感じるのは、単純に酸素供給が追いついていないからです。

リラックスして長く走るためには、
抵抗なく大量の空気を出し入れできる「口」を使うのが、最も自然な選択ではないでしょうか。


2. 目標は「口と肺を直結させる」こと

私がランニング中に目指しているのは、

「口の入り口から肺までを、障害物のない一本のパイプにする」ことです。

理想のイメージ

「一本のパイプ」理論

  • 入口: 開いた口
  • 通路: 障害物(舌・唾液)のない気道
  • 終点: 酸素を求める肺

ここが一直線に繋がり、空気の摩擦ゼロで出し入れできた時、ランニングに「一体感」が生まれます。

「呼吸が苦しい」というストレスが減り、その分だけ足の動きに集中できる。

これが口呼吸の最大のメリットです。

Tomoya

私は、肺で呼吸しているイメージをもって行っています。


3. 「顎を引く」ことで、舌という障害物を消す

しかし、口呼吸にも敵がいます。

それは、気道を邪魔する障害物、すなわち「舌(ベロ)」や「唾液」、「ゲップ」です。

これらが気道を塞ぐと、呼吸のリズムが乱れ、一気に苦しくなります。

そこで私が実践している重要なテクニックが、「顎(あご)を引く」ことです。

フォーム解説:なぜ顎を引くのか?

STEP
顎が上がると…

苦しいと顔が上を向きがちですが、こうなると舌の根元が落ち込みやすくなり、気道が不安定になります。

STEP
顎を引くと…

首筋が真っ直ぐになり、舌の位置が固定されます。

STEP
結果:

舌が暴れず、気道が確保され、「一本のパイプ」が完成します。

「顎を引く」ことは、単にフォームを良くするだけでなく、
「呼吸の通り道を確保するためのスイッチ」なのです。

Tomoya

唾液のために口腔内を清潔に保つ意識
ランニング前には食事を避ける意識を持っています。


4. 鼻呼吸の出番は「サポート」だけ

「じゃあ、鼻は全く使わないの?」

と言われれば、そうではありません。

私にとって鼻呼吸はあくまで「サブタンク(補助)」です。

  • 口だけでは酸素が足りない時: 補助的に鼻からも吸う。
  • リズムが乱れた時: 鼻からゆっくり吸って、リラックスを取り戻す。

メインエンジンはあくまで「口」。

鼻呼吸だけで走ろうとすると、酸素不足で鼻の穴が広がるような不快感(鼻が大きくなる感じ)があり、集中力が削がれます。

Tomoya

もちろん鼻も貴重な戦力です!


まとめ:酸素を目一杯取り込む「自由」を選ぼう

もちろん、「鼻呼吸が良い」という意見を否定するつもりはありません。

しかし、ランニングという「酸素を大量に欲する時間」において、
わざわざ狭い通り道を選ぶ必要があるのでしょうか?

まとめ

私の結論:口呼吸のススメ

  1. 効率: 口呼吸は「土管」。圧倒的に多くの酸素を取り込める。
  2. コツ: 「顎を引く」ことで舌を固定し、肺までの直通ルートを作る。
  3. 感覚: 制限のない呼吸は、ランニングとの一体感を生む。

「鼻呼吸にしなきゃ」という固定観念で、息苦しさを感じているなら。

一度、その制限を外して、口で目一杯、外の空気を吸い込んでみてください。

きっと、今までよりもリラックスして、力強く走れる自分に気づくはずです。

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ランナーが鼻呼吸と口呼吸をしているスプリットイメージ。抽象的でアーティステック。

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