「よし、明日から毎日10km走るぞ!」
「朝5時に起きて、人生を変えるんだ!」
そう固く決意したのに、3日後には布団から出られず、1週間後には決意したことすら忘れている…。
そして自己嫌悪に陥り、「自分はなんて意志が弱いんだ」と落ち込む。
こんにちは。Tomoyaです。
私にも、そんな経験が山ほどあります。
いや、今でも新しいことを始めようとするたびに、この壁にぶち当たっています。
しかし、ある一つの「教訓」を意識するようになってから、
私は失敗しても過度に落ち込まず、また前を向けるようになりました。
今日は、変化を求めてランニングや新しい習慣を始めようとしているあなたに、
どうしても伝えたい「変化の法則」についてお話しします。
1. 教訓:急に変わることはできない。少しずつしか変わらない。
私たちが落ち込む原因。 それは、「自分への期待値が高すぎる」ことにあります。
「決めたんだから、明日から完璧にできるはずだ」 そう思っているから、
できなかった時に「約束を破った」と感じて傷つくのです。
しかし、私の教訓はこうです。
「急に変わることはできない。人間は、少しずつしか変わっていかない。」
ランニングで「今日は10km走る」と決めていたのに、5kmで止まってしまった。
終わった後のストレッチをサボってしまった。 早起きも、禁煙も、勉強も、決めたことを守れなかった。
そんな時、自分を責める前に、この言葉を思い出してください。
「急には無理だよね。だって、昨日までの自分とは違うことをしてるんだから」と。
2. 【体験談】「5時起きラン」への挑戦と、身体の抵抗
私自身、最近ある変化を生活に加えようとしました。
それは、「朝5:00に起きてトレーニングとランニングをする」こと。
今まで7:30に起きていた私にとって、これは効率的で理にかなった理想のスタイルでした。
しかし、現実は甘くありません。
- 初日は気合で起きられた。👍
- 2日目は起きられたものの眠気があって日中は余り集中できず。。💦
- 3日目はアラームに気づかず7:30に起床。
ここで昔の私なら「ああ、やっぱり俺はダメだ」と挫折していたでしょう。
でも、冷静に考えてみれば当たり前なのです。
私の体内時計は、長年「7:30起床」でセットアップされていました。
それが私の体にとっての「当たり前(デフォルト)」です。
それを急に2時間半も早めるなんて、体にとっては時差ボケのような緊急事態。抵抗して当然なのです。
3. 「魔の切り替え期間」を許容する
変化を加えた時、体や脳には必ず「切り替え期間(移行期)」が存在します。
変化のプロセス
「前の習慣(7:30起き)」に戻そうとする力が働く。一番辛い時期。
きたりできなかったりを繰り返す。「やっぱり無理かも?」と不安になる時期。
新しい習慣(5:00起き)が、新しい「当たり前」になる時期。
三日坊主で終わってしまう人は、
この「1. 反発期」と「2. 混迷期」での失敗を、「能力不足」だと勘違いしてしまうのです。
違います。それは単なる「調整中のエラー」です。
「切り替わる期間がなくてはおかしい」 そう開き直ることで、
今日できなかったとしても「まあ、調整中だしな。また明日やろう」と、
長期的な視点で継続することができます。
4. 「根性」ではなく「当たり前」を目指す
私たちが目指すべきゴールは、根性や我慢でやり続けることではありません。
そんなことをすれば、ランニングはただのストレスになり、人生が「苦行」になってしまいます。
私は、ずっと根性で続けられるほど強くありません。
だからこそ、目指すのは「自然と、当たり前の状態にすること(=習慣化)」です。
- 歯を磨くように、靴紐を結ぶ。
- 顔を洗うように、外に出る。
そこに行き着くまでは、何度失敗しても構いません。
「今日できなかった」という事実は、あなたが挑戦している証拠でもあります。
まとめ:昨日の自分より、1ミリでも前へ
- 「急に変わることはできない」を前提にする。
- 失敗は「切り替え期間のエラー」であり、能力不足ではない。
- 短期的な結果(今日の失敗)で判断せず、長期的視点(来月の定着)を見る。
ランニングも人生も、短距離走ではありません。
今日5kmしか走れなかったとしても、昨日まで走っていなかった自分からすれば、それは大きな変化です。
焦らないでください。 少しずつ、少しずつ。
そのジグザグした歩みこそが、確実にあなたを新しい場所へと運んでくれます。






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