継続中:569日.2025.12.19

【冬ランの落とし穴】寒くて「早く温まりたい」が命取り。私が冬に怪我を繰り返したたった一つの原因と回避策

冬のランニング前の気持ち。ランナーが白い息を吐きながら手を握って温めている様子。寒そうな顔と決意に満ちた表情。日本人男性の全身。

今年も、ランナーにとって試練の季節がやってきました。

急に増した寒さに、ドアを開けるのが億劫になる日もあるでしょう。

それでも走り続けようとするあなたの姿勢は、本当に素晴らしいものです。

Tomoya

こんにちは。Tomoyaです。
この冬を乗り越えれば、あなたは確実に強く、速くなります。
しかし、それは「怪我なく乗り越えられれば」の話です。

私は過去、冬になるたびに何度も怪我をし、その都度、苦しい「挫折」を味わってきました。

その失敗から学んだ、冬のランニングで最も注意すべきポイントを、最初にお伝えします。

冬ラン最大の敵は「焦り」です
リスク:

「寒いから早く温まりたい」

「速く終わらせたい」という焦りが、筋肉系の怪我を招く

対策:

どんなに寒くても、走り始めの「3km」は捨てペースと割り切り、ゆっくり走る。

マインド:

冬は「記録」ではなく「土台(積み上げ)」の時期と割り切る。


目次

1. なぜ、冬の走り始めは「危険地帯」なのか?

冬に怪我をする最大の原因。 それは、「冷えた体」と「はやる気持ち」のギャップにあります。

危険な思考パターン
  • 「寒い!耐えられない!早くペースを上げて体を温めよう!」
  • 「寒いから、ササッと走って早く家に帰ろう!」
Tomoya

痛いほど共感します。私もそうでした。

しかし、外気で冷え切った筋肉や関節は、ゴムが硬くなったような状態です。

そこで無理やり出力を上げてペースアップすることは、硬いゴムを急に引っ張るようなもの。

肉離れや膝の痛みに直結します。

私はこの「焦り」で何度も足を痛め、走れない期間を作ってしまいました。

冬のランニングが億劫になる最大の原因は、寒さそのものより、「怪我で走れないストレス」なのです。


2. 私の鉄則「最初の3km」はウォーミングアップ

では、どうすれば良いのか。

私の経験上、体が外気温と運動強度に順応するには、一定の距離が必要です。

冬ランニングの「安全ロードマップ」

STEP
入念な準備体操(室内推奨)

外に出る前に、少し汗ばむくらいの体操をしておくのがベストです。

しかし、それでも外に出れば一瞬で冷えます。油断は禁物です。

STEP
最初の3kmは「スロー」に徹する

ここが最重要です。 走り始めから約3km。

私の感覚では、この距離を走るまでは体は「スタンバイモード」に入りません

どんなに寒くても、どんなに速く走れる気がしても、ここだけは意識的にペースを落とし、ゆっくり走ってください

STEP
3km以降で徐々に「通常運転」へ

3kmを過ぎると、体の芯から温かさを感じ、関節の動きも滑らかになってきます。

ここから初めて、いつものテンポに上げていきます。

ここまで我慢できれば、怪我のリスクは劇的に下がります。


3. 冬は「積み上げ」の時期。マインドを切り替えよう

冬のランニングで怪我をしないためには、走り方だけでなく「考え方(マインド)」の切り替えも必要です。

焦るランナー

でも、ゆっくり走ってたら練習にならない気がして…。
タイムも落ちるし…

Tomoya

大丈夫です。
冬は『収穫』ではなく『種まき』の時期
タイムを追うより、距離を積み上げて『土台』を作る時期だと割り切りましょう。

無理をして怪我で1ヶ月休むより、ペースを落としてでも3ヶ月走り続ける方が、春になった時の走力は圧倒的に上です。

「今日は無理をしない」

「寒さに体を慣らすだけで100点」

そう自分に言い聞かせ、ハードルを下げることが、長く続けるコツです。


4. 終わった後までが「冬ラン」です

最後に、走り終わった後のケアも冬は特に重要です。

すぐに保温:

汗冷えは免疫力を下げ、風邪の原因になります。止まったら即、着替えるか上着を羽織りましょう。

温かいシャワー:

シャワーやお風呂で体を芯から温め、血流を戻します。これは疲労回復だけでなく、免疫力を高めて病気を防ぐためにも必須です。


まとめ:この冬を「無傷」で乗り切った人が勝つ

冬のランニングは、過酷です。 しかし、その寒さの中で培った体力と精神力は、春の大会で必ずあなたを助けてくれます。

だからこそ、「怪我で中断しないこと」が何よりも優先されます。

Tomoya

「寒いから急ぐ」のではなく、「寒いからこそ、慎重に」。

明日からのランニング、まずは最初の3kmを今まで以上に優しく入ってみてください。

その余裕が、あなたのランナーとしての寿命を延ばし、確実な成長へと導いてくれるはずです。

冬のランニング前の気持ち。ランナーが白い息を吐きながら手を握って温めている様子。寒そうな顔と決意に満ちた表情。日本人男性の全身。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次