「ランニングを始める前に、怪我をしないようストレッチを調べなきゃ」 そう思ってYouTubeを開き、
「ランニング 準備体操」と検索する。
ずらりと並ぶサムネイル。
「【最新】たった3分で激変!」 ✨
「【絶対やるな】間違ったストレッチ」 👹
「【プロ直伝】奇跡のウォーミングアップ」👍
……結局、どれをやればいいの?
動画を選んで、見て、なんとなく分かった気になって、結局走る時間がなくなる。
あるいは「見ただけで満足」してしまう。
こんにちは。Tomoyaです。
そんな「真面目なあなた」に、声を大にして伝えたいことがあります。
「準備運動は、難しく考えなくていい。ラジオ体操がベストです。」
今日は、情報過多な世の中で迷子にならないための、私の「あえて選ばない」戦略についてお話しします。
1. 現代の罠:「調べる」だけで疲弊していませんか?
私たちは今、無数の選択肢に囲まれています。
ランニングのストレッチ一つとっても、世界中のトレーナーが何百通りもの方法を提案しています。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
- 選択疲れ:
どれが正解か分からず、選ぶだけで脳のエネルギーを消費してしまう。
- やった気り:
動画を見て「なるほど!」と納得し、実際には体を動かさずに満足してしまう。
- 時間の浪費:
「もっと良い方法があるかも」と検索し続け、肝心の走る時間が削られる。
「より良いもの」を探そうとする向上心は素晴らしいです。
しかし、それが行動のブレーキになっているなら、本末転倒です。
私たちの目的は「最高のストレッチを知ること」ではなく、「怪我なく走り出すこと」のはずですから。
2. だからこそ「ラジオ体操」が最強のソリューション
そこで私が提案するのが、「ラジオ体操第一」への回帰です。
「え?あんな子供のやる体操でいいの?」 と思いましたか?
いいえ、子供の頃に体に染み込ませた「あれ」だからこそ、良いのです。
- 思考停止でできる:
音楽が流れれば、体勝手に動く。動画を見ながら動きを確認する必要がない。
- 全身を網羅:
たった3分強で、関節、筋肉、動的ストレッチの要素が完璧にパッケージされている。
- 再現性が高い:
どこでも、道具なしで、いつでも同じクオリティでできる。
私も毎日走っていますが、
ランニング前は必ずラジオ体操を行っています。
これをやっておけば、走り始めの体の重さや、関節のギシギシした硬さは驚くほど軽減されます。
「今日はどのストレッチをしよう?」と迷う時間があったら、あのピアノのイントロを脳内で再生して、腕を振り上げてください。
その方が、よっぽど体に良い効果をもたらします。
3. 「起点(アンカー)」を持つという生き方
これはランニングに限った話ではありません。
情報が溢れかえる現代において、自分の中に「迷ったらこれ」という起点(アンカー)を持っておくことは、
非常に賢い生存戦略です。
でも、もっと効果的な最新のメソッドがあるかもしれないし…
あるかもしれません。でも、それを探して迷子になるくらいなら、
確実な『80点』を毎日続ける方が、結果的に成長できます。
私自身、こうして偉そうに書いていますが、情報の波に飲まれて「何を信じればいいんだ?」と迷子になることがあります。
これを書いている時に「ハッと」させられています。
この記事を教訓に行動していこうと思います。
だからこそ、「ランニング前はラジオ体操」と決めてしまう。
一つに絞ることで、脳のメモリ(容量)を節約し、
浮いたエネルギーを「走ること」や「思考すること」にフル活用できるのです。
4. アレンジは「慣れてから」でいい
もちろん、ラジオ体操が全てではありません。
私のやり方はこうです。
- 起点: まずは何も考えず「ラジオ体操」をする。
- 調整: その日の体調に合わせて、「今日はふくらはぎが張っているから、アキレス腱伸ばしを追加しよう」とプラスアルファする。
あくまで「ラジオ体操」をベース(基準)とし、必要に応じてトッピングを加えるイメージです。
最近では、深めの屈伸や股割りを取り入れて足の可動域や負荷がかかるところをプラスアルファでほぐしています。
自分が必要だと感じて取り入れた事は、それが自身の正解に繋がるので納得がいくと思います。
これなら、迷うことも、選択疲れすることもありません。
まとめ:賢いランナーは「シンプル」を選ぶ
- 運動前の準備体操に、正解を求めすぎない。
- 迷ったら、国民的準備体操「ラジオ体操」を採用する。
- 「選ぶ時間」を「動く時間」に変える。
「何かすごいこと」をしなくてもいいんです。 誰もが知っているあの体操を、丁寧にやる。
情報過多な世の中だからこそ、あえてシンプルに削ぎ落とす。
その潔さが、あなたのランニングライフを、そして思考を、もっと軽やかにしてくれるはずです。
さあ、スマホを置いて。





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