継続中:569日.2025.12.19

なぜ、あえて「坂道」を選ぶのか?平地が楽になる体力と「逃げないメンタル」を手に入れる坂ランの効果

坂を登ろうか悩む女の子ランナー、背景:ランニングロードの坂が写っている。その先に美しい景色を自分の未来と融合した甘美なもの。 イメージ:目の前に坂という険しいものがあるがそれを超える事で報酬が待っている。

いつものランニングコース。 走り慣れてきた平坦な道。

しかし、ふと視線を上げると、そこにはいつも「避けている坂道」がありませんか?

Tomoya

こんにちは。Tomoyaです。
私自身、今でこそ坂のあるコースを意図的に選んで走っていますが、
登る前のあの「憂鬱な気持ち」は痛いほどわかります。

「今日は気分が乗らないな…」

「あそこを避けても、ゴールはできるし…」

その葛藤を乗り越え、なぜ私が「きつい」と分かっている坂を選び続けるのか?

それは、坂を登り切った時の圧倒的な「達成感」と、
逃げなかった自分が手に入れる「自信」が、

平坦な道では決して得られない、特別なものだからです!!


【この記事でわかること】
  • 「坂」を避けたくなるランナーのリアルな心理(筆者の葛藤)
  • 坂道ランニングがもたらす「2つの絶大な効果」(体力+メンタル)
  • 「きつい」坂とどう向き合うか(ゆるく始めるコツ)

この記事では、いつものコースに「少しの頑張り」を追加することで得られる、あなたの明日を変えるかもしれない

「坂の効果」について、私の体験からお話しします。


目次

1. 坂を前に葛藤する「後ろめたさ」の正体

坂を目の前にすると、私たちの心は正直です。

  • 登る前の憂鬱: 「ああ、あそこを登るのか…」と足が重くなる。
  • 登坂中の苦痛: 呼吸は荒くなり、一歩が重く、進みも遅い。気持ちが折れかかる。
  • 逃げ道への誘惑: 「今日くらい平地でもいいじゃないか」と、心の中で葛藤が始まる
Tomoya

私も毎回、この気持ちと戦っています。

それでも私が登る理由は、もしかしたら「後ろめたさ」から逃れたい一心なのかもしれません。

「この大したことない坂から逃げたら、人生のもっと困難なことから目を背けてしまうのではないか?」

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私にとっては切実な問いです。

「自分で決めたコースをやり切った」という小さな成功体験こそが、
「逃げなかった自分」という強固なメンタルを育ててくれるのです。

悩むランナー

わかる…。避けても走れるし、誰にも怒られない。
だからこそ、自分に負けた感が残るんだよな…

Tomoya

その通りです。
だからこそ、登り切った時の『今、走ってる!』という実感
『目的達成』感覚は、平地では味わえない格別なものになるんです。

坂の下から上を見上げるアングルや、登っている最中の足元の写真など、きつさが伝わるもの。ランニング中のランナーが坂を上る前の後ろ姿。
坂の下から上を見上げるアングルや、登っている最中の足元の写真など、きつさが伝わるもの。ランニング中のランナーが坂を上る前の後ろ姿。

2. 平地が「楽」になる、坂がもたらす圧倒的な「体力」

坂道ランニングの効果は、もちろんメンタルだけではありません

体力面、特にランナーにとって最も重要な「足腰」が劇的に強化されます

平地でのランニングと、坂道(登り)でのランニングは、使っている「エンジン」が違います。

平地ランニングと坂道ランニングの比較

🏃‍♂️ 平地ランニング

⛰️ 坂道ランニング

主な筋肉:

前進するための筋肉(大腿四頭筋など)。

負荷:

一定(巡航速度)。

効果:

持久力の維持・向上。

主な筋肉:

お尻(大臀筋)や太もも裏(ハムストリングス)など、より強力な「登るため」の筋肉を総動員。

負荷:

高強度(心拍数が一気に上昇)。

効果:

筋力と心肺機能の同時強化

坂道を登ることは、ランニングをしながら「高強度の筋トレ」をしているようなもの。

この負荷を乗り越えることで、あなたの足腰と心肺は確実に強くなります。

その結果どうなるか?

いつもの「平地」を走った時、驚くほど体が軽く感じ、「楽に」走れるようになっているのです。


3. 「完璧」じゃなくていい。「ゆるく」始めてみよう

「とはいえ、やっぱり坂はきつい…」

その通りです。

しかし、よく考えてみてください。

その坂は永遠には続きません。 コースの中の「一定の時間帯だけがきつい」のです。

だからこそ、最初から完璧を目指す必要はありません。

坂道チャレンジの「ゆるい」始め方

STEP
まず「坂」をコースに入れてみる

意図的に避けていた坂を、まずコースに組み込む

「今日は坂に挑戦するぞ」と決めるだけでOKです。

STEP
「登り切らない」と決める

これが一番のポイントです。

「あの電柱まで」「あのカーブまで」と、自分だけの目印を決めましょう

そこまで登ったら折り返す、あるいは歩いてもいい。これでも十分すごい「挑戦」です。

STEP
「昨日より1m先」を目指す

慣れてきたら、昨日の目印より少しだけ先に進んでみる。

この小さな積み重ねが、いつの間にかあなたを坂の上まで運んでくれます。


少しの「きつい」が、明日の「自信」に変わる

坂道ランニングがくれるもの
  • メンタル: 「逃げなかった自分」という自信と、圧倒的な達成感。
  • 体力: 強化された足腰と心肺機能が、平地での走りに「余裕」をもたらす。

いつものコースに「少しの頑張るコース」を追加すること。

それは、明日の自分に「自信」をつけるための、最高の投資だと私は信じています

坂を登り切った後の「爽快感のある景色」と男と女のランナーの景色を見る後ろ姿。現実的な坂の頂上。
坂を登り切った後の「爽快感のある景色」と男と女のランナーの景色を見る後ろ姿。現実的な坂の頂上。

もしあなたの家の近くに、あなたが意図的に避けている「坂」があるなら。

明日のランニングで、その坂に挑戦してみませんか?

坂を登ろうか悩む女の子ランナー、背景:ランニングロードの坂が写っている。その先に美しい景色を自分の未来と融合した甘美なもの。 イメージ:目の前に坂という険しいものがあるがそれを超える事で報酬が待っている。

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