いつものランニングコース。 走り慣れてきた平坦な道。
しかし、ふと視線を上げると、そこにはいつも「避けている坂道」がありませんか?
こんにちは。Tomoyaです。
私自身、今でこそ坂のあるコースを意図的に選んで走っていますが、
登る前のあの「憂鬱な気持ち」は痛いほどわかります。
「今日は気分が乗らないな…」
「あそこを避けても、ゴールはできるし…」
その葛藤を乗り越え、なぜ私が「きつい」と分かっている坂を選び続けるのか?
それは、坂を登り切った時の圧倒的な「達成感」と、
逃げなかった自分が手に入れる「自信」が、
平坦な道では決して得られない、特別なものだからです!!
- 「坂」を避けたくなるランナーのリアルな心理(筆者の葛藤)
- 坂道ランニングがもたらす「2つの絶大な効果」(体力+メンタル)
- 「きつい」坂とどう向き合うか(ゆるく始めるコツ)
この記事では、いつものコースに「少しの頑張り」を追加することで得られる、あなたの明日を変えるかもしれない
「坂の効果」について、私の体験からお話しします。
1. 坂を前に葛藤する「後ろめたさ」の正体
坂を目の前にすると、私たちの心は正直です。
- 登る前の憂鬱: 「ああ、あそこを登るのか…」と足が重くなる。
- 登坂中の苦痛: 呼吸は荒くなり、一歩が重く、進みも遅い。気持ちが折れかかる。
- 逃げ道への誘惑: 「今日くらい平地でもいいじゃないか」と、心の中で葛藤が始まる
私も毎回、この気持ちと戦っています。
それでも私が登る理由は、もしかしたら「後ろめたさ」から逃れたい一心なのかもしれません。
「この大したことない坂から逃げたら、人生のもっと困難なことから目を背けてしまうのではないか?」
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私にとっては切実な問いです。
「自分で決めたコースをやり切った」という小さな成功体験こそが、
「逃げなかった自分」という強固なメンタルを育ててくれるのです。
わかる…。避けても走れるし、誰にも怒られない。
だからこそ、自分に負けた感が残るんだよな…
その通りです。
だからこそ、登り切った時の『今、走ってる!』という実感と
『目的達成』の感覚は、平地では味わえない格別なものになるんです。

2. 平地が「楽」になる、坂がもたらす圧倒的な「体力」
坂道ランニングの効果は、もちろんメンタルだけではありません。
体力面、特にランナーにとって最も重要な「足腰」が劇的に強化されます。
平地でのランニングと、坂道(登り)でのランニングは、使っている「エンジン」が違います。
平地ランニングと坂道ランニングの比較
🏃♂️ 平地ランニング
⛰️ 坂道ランニング
- 主な筋肉:
前進するための筋肉(大腿四頭筋など)。
- 負荷:
一定(巡航速度)。
- 効果:
持久力の維持・向上。
- 主な筋肉:
お尻(大臀筋)や太もも裏(ハムストリングス)など、より強力な「登るため」の筋肉を総動員。
- 負荷:
高強度(心拍数が一気に上昇)。
- 効果:
筋力と心肺機能の同時強化。
坂道を登ることは、ランニングをしながら「高強度の筋トレ」をしているようなもの。
この負荷を乗り越えることで、あなたの足腰と心肺は確実に強くなります。
その結果どうなるか?
いつもの「平地」を走った時、驚くほど体が軽く感じ、「楽に」走れるようになっているのです。
3. 「完璧」じゃなくていい。「ゆるく」始めてみよう
「とはいえ、やっぱり坂はきつい…」
その通りです。
しかし、よく考えてみてください。
その坂は永遠には続きません。 コースの中の「一定の時間帯だけがきつい」のです。
だからこそ、最初から完璧を目指す必要はありません。
坂道チャレンジの「ゆるい」始め方
意図的に避けていた坂を、まずコースに組み込む。
「今日は坂に挑戦するぞ」と決めるだけでOKです。
これが一番のポイントです。
「あの電柱まで」「あのカーブまで」と、自分だけの目印を決めましょう。
そこまで登ったら折り返す、あるいは歩いてもいい。これでも十分すごい「挑戦」です。
慣れてきたら、昨日の目印より少しだけ先に進んでみる。
この小さな積み重ねが、いつの間にかあなたを坂の上まで運んでくれます。
少しの「きつい」が、明日の「自信」に変わる
- メンタル: 「逃げなかった自分」という自信と、圧倒的な達成感。
- 体力: 強化された足腰と心肺機能が、平地での走りに「余裕」をもたらす。
いつものコースに「少しの頑張るコース」を追加すること。
それは、明日の自分に「自信」をつけるための、最高の投資だと私は信じています。

もしあなたの家の近くに、あなたが意図的に避けている「坂」があるなら。
明日のランニングで、その坂に挑戦してみませんか?





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