気持ちよくペースに乗って走っている最中。 足元から「ペチッ、ペチッ」という不吉な音が聞こえる。
「ああ、また靴紐か…!」
こんにちは。Tomoyaです。 ランニング中の「靴紐ほどけ」。
これ、本当にストレスですよね。
心拍数が上がって火照った体を急に止め、しゃがみ込んで結び直すあのもどかしさ。
せっかくのリズムが台無しになり、心まで折れそうになります。
今日は、私が実践している「驚くほどシンプルなのに、絶対にほどけない靴紐の結び方」を紹介します。
「え、たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、その効果は絶大です。
1. 結論:蝶々結びの輪っかを「もう一回」結ぶだけ
もったいぶらずに結論から言います。 特別な道具も、複雑な通し方も必要ありません。
いつもの「蝶々結び」をした後、できた両方の輪っかを、もう一回カタ結びするだけです。
絶対にほどけない「ダブルノット」の手順
まずは普通に蝶々結びを作ります

できた左右の「輪っか」部分を手に取り、それらをもう一度結びます(固結びの要領で)。

最後に、結び目を「ギュッ」と気持ち強めに引っ張ってロックします。
たったこれだけです。 これだけで、摩擦力が倍増し、ランニングの振動程度ではビクともしなくなります。
さらに鉄壁にする「裏技」
「絶対に、何があってもほどきたくない!」(レース本番など) という場合は、さらにダメ押しをします。
- 余った紐を入れ込む: 最後に飛び出ている紐の先端を、シューズの甲で×(クロス)になっている紐の間に挟み込みます。

ここまでやれば、私の経験上、走っている最中にほどけたことは一度もありません。まさに鉄壁です。
2. メリットは「ストレスゼロ」だけじゃない
この結び方を採用してから、私のランニングライフは劇的に快適になりました。
- 集中力が途切れない:
「ほどけるかも」という不安がなくなり、走りに没頭できる。
- ペースダウンを防ぐ:
一度止まって結び直すタイムロスと、心拍数の乱れを防げる。
- 【最重要】安全性の確保:
ほどけた紐を踏んで転倒するリスクや、急停止による後続との接触事故を防ぐ。
たかが靴紐ですが、重大な怪我のリスクを回避するためにも、この「ひと手間」は必須だと感じています。
3. 正直なデメリット:「ほどく時」が大変です
しかし、この方法にも欠点はあります。
それは、「結ぶのが頑丈すぎて、ほどくのが大変」ということです。
走り終わって、早く靴を脱ぎたい時にほどけないのは辛いですね…
そうなんです。特に爪を短く切った直後は地獄です(笑)。
爪が伸びていれば引っ掛けてすぐに解けますが、爪を切ったばかりだと指先の力だけで解かねばならず、かなり苦戦します。
「ゆるく結べばいいのでは?」と思うかもしれませんが、それでは走っている最中にほどけるリスクが高まります。
私はこれを「指先の感覚強化トレーニングだ!」とポジティブに捉え、あえて毎回しっかり結んでいます。
走っている最中のストレスに比べれば、脱ぐ時の苦労なんて些細なことですから。
しかし、ほどけない時はストレスが溜まります。(汗)
対策:玄関に「専用ツール」を置いておく
とはいえ、疲れて帰ってきた時にイライラしたくないですよね。 そこでおすすめの対策があります。
玄関に「先の細い棒」を置いておくこと。
(例:千枚通し、竹串の先を少し丸めたもの、使わなくなったペンの先など)
これがあれば、固く結まった結び目に差し込んでクイッと広げるだけで、一瞬で解けます。
これさえあれば、どれだけ固く結んでも怖くありません。
まとめ:その「+1回」が、あなたを守る
- 蝶々結びの輪っかを、もう一回結ぶだけ。
- 「たったそれだけ」で、ほどけるストレスと転倒リスクはゼロになる。
- ほどくのは大変だが、安全とリズムを守る代償としては安いもの。
ランニング中に靴紐がほどけて、舌打ちをした経験があるあなた。
次のランニングでは、玄関を出る前に「輪っかをもう一回」やってみてください。
その安心感は、あなたの走りを確実に変えてくれるはずです。





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