「なんだか最近、走っていて体が左右にブレる気がする」
「足と腕の動きがバラバラで、一体感がない…」
ある程度ランニングに慣れてきて、距離やスピードを求め始めた頃、
ふとそんな「違和感」に襲われることはありませんか?
こんにちは。Tomoyaです。
その違和感、実は「腕振りの意識」をほんの少し変えるだけで、
劇的に改善するかもしれません。
今回は、私が実践して効果を感じた、
フォームを安定させ、次のレベルへステップアップするための「ちょっとしたコツ」をご提案します。
1. 安定の鍵は「肩甲骨」にあり
結論から言います。
もしフォームに不安定さを感じているなら、
「腕(肘)を、いつもより少しだけ後ろに引く」意識を持ってみてください。
なぜ「後ろ」なのか? それは、肩甲骨(けんこうこつ)を動かすためです。
こんな腕振りになっていませんか?(よくあるNG)
- 体の前だけで小さくチョコチョコ振っている。
- 肩が内巻き(前傾)になり、猫背気味になっている。
意識していないと、私たちはどうしても腕を前の方だけで振ってしまいがちです。
これだと肩甲骨が固まり、体幹とうまく連動せず、結果として走りのバランスが悪くなってしまいます。
2. 「後ろに引く」が生む3つのメリット
「肘を後ろに引く」意識を持つだけで、体には連鎖的に良い反応が起こります。
- フォームが安定する(ブレない):
肩甲骨が動くと骨盤も連動して動きます(対角運動)。
これにより体幹のねじれが生まれ、軸が安定し、左右のブレが減ります。
- 呼吸が楽になる:
腕を後ろに引くと、自然と胸が開きます。
猫背が解消され、肺が圧迫されないので、深い呼吸ができるようになります。
- 推進力が生まれる:
「後ろに引いた反動」で、腕は自然と前に戻ろうとします。
この振り子の力が推進力となり、楽に前に進めるようになります。
3. 注意!「やりすぎ」は逆効果です
「よし、じゃあ思いっきり後ろに引こう!」 …と、急に大きく変えるのは危険です。
ここに落とし穴があります。
- 疲れやすくなる:
普段使っていない筋肉(背中側)を使うため、いきなり大きく振るとすぐに疲れてしまいます。
- 【最重要】腰が反ってしまう:
後ろに意識が行き過ぎて胸を張りすぎると、「腰」が反ってしまいます。
これは腰痛の原因になるだけでなく、腹筋の力が抜けてしまい、逆に不安定になります。
対策:お腹に力を入れるくらいの余裕があるか?
「軽く腹筋に力が入っている(力が抜けていない)」状態が、正しい姿勢の指標です。
お腹の力が抜けているな、力が入らないなと感じたら、それは「反りすぎ」のサインです。
4. 実践:いつもより「数センチ」の意識でいい
では、具体的にどうすればいいのか?
私の提案は、「自然なリズムの中に、隠し味程度に混ぜる」ことです。
急にロボットのように大きく振る必要はありません。
走っていて「あ、今ブレてるな」と感じた時に、
「いつもより数センチだけ、肘を後ろにコツンと引く」くらいの感覚でOKです。
最初は違和感があるかもしれませんが、
慣れてくると「あ、この引き具合だと体が安定するな」というポイントが見つかります。
まとめ:その「数センチ」が未来のスピードになる
- フォームのブレは、肩甲骨を使えていないサインかも。
- 「前」ではなく「後ろ」に引く意識で、胸を開き、軸を安定させる。
- やりすぎ(腰の反り)に注意し、腹筋とのバランスを保つ。
今は「フォームの安定」が目的かもしれません。
しかし、この「肩甲骨を使って走る感覚」をマスターすることは、
将来的にあなたが「スピードアップ(タイム短縮)」を目指す時の強力な武器になります。
腕振りが推進力に変わる感覚。
それを掴むための第一歩として、明日のランニングで「ちょっとだけ後ろ」を意識してみませんか?
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