外を走るのが、少し「怖い」と心配になる事について
ランナー太陽の光、頬を撫でる風、移り変わる街の景色…。
走るの気持ちいい~
外でのランニングには、ジムでは決して味わえない、最高の魅力が溢れています。
Tomoyaしかし同時に、
あなたの頭の片隅に、こんな不安がよぎることはありませんか?
「車が急に飛び出してこないだろうか…」
「スマホを見ている歩行者とぶつからないだろうか…」
Tomoyaその気持ち、よく分かります!
しかし、もし僕が
「正しい意識さえ持てば、ランナーの交通事故は本来、極めて起こりづらい」と言ったら、信じますか?
Tomoyaこんにちは。
これまで何度もヒヤリとする場面に遭遇しながらも、ただの一度も大きな事故に遭うことなく走り続けてきた、一人のランナーのTomoyaです。
これは、運が良かったからではないと思っています。
僕が、あるたった一つの哲学を徹底してきたからだと自信を持っています。
この記事では、あなたの身を100%守るための、僕の安全哲学についてお話しします。
ぜひ外で走る事がある方はご覧になってください。
第1章:僕の哲学 – 交通事故は、すべて「認知のエラー」でしか起こらないと思う理由
なぜ、事故は起こるのかと思ったときに
僕は、その原因はただ一つ、「自分か相手、あるいは双方が、互いを【認知】できていない」ことにあると考えています。
考えてみてください。 あなたが車を運転していて、前方にランナーがいるとハッキリ認識していれば、わざわざその人に突っ込んでいったりはしませんよね?逆もまた然りです。
事故が起こるのは、
「見ているつもりで、見えていなかった」
「気づくのが、遅すぎた」
「相手は止まってくれるだろうと、思い込んでいた」 という、
認知の【エラー】や【見誤り】が原因だと思います。(意図的に危害を加える者は論外ですが)
つまり、究極的に言えば、こちら側が常に相手を100%認知し、相手の認知エラーすらも予測していれば、事故は未然に防げるというのが、僕の主張です。

第2章:僕が何度も事故を回避してきた、たった一つの心構え
「そんなこと言っても、ルールを守らない車もいるじゃないか!」 その通りです。
Tomoya僕も、数え切れないほどの危険な場面に遭遇してきました。
時には腹立たしく思う事も…
横断歩道を渡っているのに、猛スピードで目の前を走り抜けていく車。
スマホに夢中で、全く前を見ていない自転車。
僕が徹底しているのは、
「僕はこちらを認識しているが、相手はこちらを全く認識していないかもしれない」という前提で走ること。
たとえ青信号でも、こちらが絶対的に優先でも、「ルールを無視して突っ込んでくる可能性」を常に頭の片隅に置いておく。
この究極の防御意識が、僕の身を何度も守ってくれました。
第3章:これは精神論ではない。「ランナーの驚くべき生存能力」
「そんなに常に気を張ってたら、疲れない?」 そう思うかもしれません。
しかし、ここからが面白いところです。
実は、科学的データは「ランナーは、そもそも事故に遭いにくい」という驚くべき事実を示しているのです。またランニングウェアやグッズを使うことで「視認性が上がり事故に巻き込まれる可能性が下がる」データも存在しています。
- ① あなたは、一般人より”見えている”
-
1.の研究では、走った直後から20分程は、反応速度(視覚・判断・運動反応)の複合機能が走る前よりも一時的に向上した=認知処理が一時的に向上したというもので運動を行うことで認知能力が一時的に上がるという研究結果を示しています。
僕も走っている最中は普段の生活よりも反応が上がっている感じがして車のライトや歩行者の気配に結構敏感に感じ取っている感覚を感じています。
1.PubMedより(URL):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38760838/
内容出典元: Mitchell KM, Dalton KN, Cinelli ME. A treadmill running research protocol to assess dynamic visual acuity and balance for athletes with and without recent concussion history. BMC Sports Sci Med Rehabil. 2024 May 17;16(1):112. doi: 10.1186/s13102-024-00900-x. PMID: 38760838; PMCID: PMC11101338.
日本語訳:ミッチェルKM、ダルトンKN、シネリ(メイン州)。最近の脳震盪歴がある・有無のアスリートの動的視力とバランスを評価するためのトレッドミルランニング研究プロトコル。BMCスポーツサイエンスメッドリハビリ。2024年5月17日;16(1):112.DOI: 10.1186/S13102-024-00900-X。PMID:38760838;PMCID:PMC11101338。
2.の研究では、静止物と動いている物体に対して人がどれだけ注意と認知努力を使っているかを、目の瞳孔の大きさで測定したものです。結果として、静止している対象を見るときは細かい識別が必要になるため脳はより精密に処理し、動いている対象を見るときは「動いた=何かが起きる」という原始的な検出モジュールが働くため、処理は速いけれど粗いという傾向が確認されました。
動くもの(車や歩行者)の動きが変化として入ってきて、常に反応や予測をしている前段階だからすぐに気づいたりできるんだと参考になりました。実際に走っている時もはっきりとは見えていないが間違いなく動いている物体があると感じ取る事ができ、それによって注意を払うことができていると感じています。
2.PLOS Oneより(URL):Pupil size in the evaluation of static and dynamic stimuli in peripheral vision | PLOS One
※ PLOSは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に拠点を置く非営利の501(c)(3)法人(#C2354500)です
内容出典元:Article Source: Pupil size in the evaluation of static and dynamic stimuli in peripheral vision
Klatt S, Noël B, Brocher A (2021) Pupil size in the evaluation of static and dynamic stimuli in peripheral vision. PLOS ONE 16(5): e0250027. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0250027日本語訳: 周辺視野における静的および動的刺激の評価における瞳孔大
クラットS、 ノエル・B、 ブロッシェA (2021) 周辺視野における静的および動的刺激の評価における瞳孔大。 PLOS ONE 16巻5号:e0250027。https://doi.org/10.1371/journal.pone.0250027
- ②反射材や目立つ色によって事故に巻き込まれない可能性が上がる。
-
この研究では、ドライバーが歩行者(横断歩道の有無やLEDバンドの着用)に対する反応を検証したものです。視認性や日中の外が明るい事でドライバーの認知が上がり事故になる可能性が下がるという研究結果を示しているものです。
僕が強調したいポイントは、LEDバンド(反射材)でのドライバーへの視認性が上がった事です。ランニングウェアを明るい色や反射材の入っているもの、LEDバンドを着用する事で事故を未然に防げる可能性があるというのはとても参考になりました!
僕も明るめの色のウェアを選んだりしているのでもしかしたら視認性が上がっているかもしれないと思いました。しかしLEDバンドは着用していないのでこれを機に少しでも事故に巻き込まれるリスクを減らすためには購入するのが賢明だと感じました。
内容出典元: Öztürk, İ., Horrobin, A., Garcia de Pedro, J., Oker, K. İ., Rowe, R., Fotios, S., & Merat, N. (2025).
Is drivers’ interaction with pedestrians affected by cognitive load and LED bands?
Transportation Research Part F: Traffic Psychology and Behaviour, 115, 103368.
https://doi.org/10.1016/j.trf.2025.103368日本語訳:オズトゥルク, İ., ホロビン, A., ガルシア・デ・ペドロ, J., オーカー, K. İ., ロウ, R., フォティオス, S., およびメラト, N. (2025).
運転手と歩行者のやり取りは認知負荷やLEDバンドの影響を受けるのでしょうか?
交通研究パートF:交通心理学と行動、115巻、103368。
https://doi.org/10.1016/j.trf.2025.103368
つまり、僕が提唱する「究極の防御意識」を、
あなたはすでに無意識レベルで実践できる高いポテンシャルを持っている!ということです。
しかし過信は禁物です。十分に気を付けましょう!
【最終章】「寛容な心」こそが、あなたを守る最強の鎧
ここまで読んで、ランニング中の記憶を思い出すと「自分は大丈夫だ」という自信と、
「ルールを守らないドライバーへの怒り」という感情が湧いてきたかもしれません。
僕も、理不尽な車に遭遇するたびに「くそ!」と思います。
しかし、最後に伝えたいのは、その怒りの感情を身に任せない「寛容な心」こそが、自身を守る最強の鎧になる、ということです。 腹を立てて相手に敵意を向けても、何も良いことはないと実感しています。
「ああ、疲れているんだな」「急いでいるんだな」と心の中で受け流し、自分のペースで、自分の安全を確保する。
相手にも何か事情があるのかもしれない。と
その冷静で成熟したマインドが、あなたのランニングを、誰にも邪魔されない、豊かで心地よい時間にしてくれるはずです。
あなたのランニングが、安全で、最高の体験であり続けることを、心から願っています。
共に怪我無くランニングを継続させていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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