大会のエントリーが決まり、いよいよ本番が近づいてくる。 楽しみな反面、押し寄せる緊張感。
「練習は足りているだろうか?」
「当日、お腹が痛くなったらどうしよう…」
こんにちは。Tomoyaです。
私もUverCup(マラソン大会)に参加した際、気が気じゃない1週間と当日を過ごしました。
しかし、徹底した自己管理のおかげで、納得のいく走りができました。
今回は、私が大会に向けて実践した「1週間前からの調整」と「当日のリアルな立ち回り」について共有します。
UverCupに限らず、ハーフやフルマラソンに挑む全てのランナーの参考になれば幸いです。


1. 【1週間前】「暴れない」ことこそが最大のトレーニング
レース1週間前。多くのランナーが陥る罠があります。
それは、「今のうちに走っておかなきゃ!」という焦りからくるオーバートレーニングです。
私の心得は一つ。「暴れないこと」。
どんなにすごいトレーニングを直前に詰め込んでも、1週間で劇的に走力が上がることはありません。
逆に疲労が残り、本末転倒になるリスクの方が高いのです。
私が具体的に行っていた調整は以下の3点です。
① 走りは「倍の距離」を「圧倒的に遅く」
全く走らなのではなく、普通のランニングとともに私はあえてこうしました。
- 距離: いつもの倍(例:5kmなら10km)
- ペース: いつものジョグより明らかに遅く
余裕があるのでスピードを上げたくなりますが、
そこを我慢して「丁寧なフォーム確認」と「レースイメージ」に徹します。
これにより、疲労を抜くことと、長い距離に対するメンタルブロックを外すことを両立させました。
② 食事の徹底管理(キノコ鍋と赤身肉)
体は食べたもので作られます。この期間、お菓子やラーメンなどの「無駄なもの」は一切断ちました。
私が毎日食べていた「調整食」はこれです。
- タンパク質: 鶏肉 or 豚肉
- キノコ類: しめじ、舞茸、椎茸、えのき(食物繊維とビタミンD)
- 野菜: 大根(消化酵素)、ネギなど
- ベース: 豆腐
これらを鍋にして、締めには雑炊にして余すことなく食し、さらにヨーグルト(蜂蜜+ブルーベリー、バナナ)を摂る。
この生活を続けると、驚くほど体が軽く、内臓の調子が整ってくるのを実感します。
ちなみに、ハードなトレーニングや回復ための「チートデイ」も設定していましたが、
食べるのはジャンクフードではなく「赤身肉と米」。回復を最優先にした選択です。
③ メンタル:「出場できれば勝ち」
「結果を出さなきゃ」と気負うと、怪我をします。
「最低でも出場できれば、結果は二の次」
そう割り切ることで、無理な追い込みを防ぎ、「静」の心を保つことができました。
2. 【当日】スタートの号砲まで「油断」をしない
いよいよ迎えた当日。 会場の熱気に包まれても、
私のテーマは「油断しない・緊張感を持つ」ことでした。
① マイナス要因を消す(トイレ問題)
私にとって最大の敵は、ライバルではなく「自分のお腹」です。
お腹が弱い自覚があるため、レース中に腹痛が起きることは絶対に避けなければなりません。
- 出し切る:
スタートまでに必ず排便を済ませ、体を物理的に軽くする。
現状の不安要因は全て出し切れるようにします。
- 食事:
梅おにぎり、ナッツ、果物(キウイ)、アミノ酸ゼリー(アミノバイタルPro, Gold)、アミノ酸ドリンク(アミノサプリ+)、水を持参。
(現地調達や重い食事は避け、消化が良くエネルギーになりやすいものだけを体に入れる)
入念すぎるほどのストレッチとトイレ対策。
「これだけやったんだから大丈夫」という状態を作ることが、スタートラインでの自信に繋がります。


② スタート直後の秘策:「前の人の背中」を見る
スタートの号砲が鳴ると、周りはごった返しています。自分のペースで走るのは不可能です。
ここで焦ってジグザグに抜こうとすると消耗します。
私が実践したのは、「前の人の背中に視線を固定し、ついていくこと」。
- フォームの安定:
前の人の背中を基準にすることで、顔を上げたりキョロキョロする必要がなくなり、視線と体幹がブレない。
- 一体感:
集団の流れに乗ることで、無理なくリズムを作れる。
この「他人の力を借りる」スタイルで序盤を乗り切り、緊張をアドレナリンに変えて、徐々に自分の走りを構築していきました。
3. 戦う相手は「自分自身」
UverCupのような大会では、周りの速さに圧倒されることもあります。
しかし、私が意識していたのは「誰かと戦うのではなく、自分との闘いである」ということ。
1週間前から積み上げてきた、食事制限、フォーム確認、体調管理。
それらを守り抜いた「過去の自分」に恥じない走りができるか。それだけを考えていました。
まとめ:準備がすべて。当日は信じるだけ
- 1週間前: 「暴れない」。キノコ鍋とスローランで体を整える。
- 当日: 「油断しない」。トイレと食事で不安要素を排除する。
- レース中: 「背中を借りる」。序盤は流れに身を任せ、ブレない走りを作る。
これを読んでいるあなたも、今は不安でいっぱいかもしれません。
でも、ここまで来たら、どんなに焦っても結果は大きく変わりません。
だからこそ、できること(ケアと食事)に徹してください。
「いつものランができるなら、無事に走り切れる」 そう信じて、自分自身に勝つための調整に専念しましょう。
私もまだまだ経験は浅いですが、この経験があなたの背中を押す一つの力になれば嬉しいです。
会場で、最高の笑顔でゴールできることを祈っています!







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