継続中:478日.2025.9.20

旅ランの達人が教える完璧な準備術と、誰もいない観光地を独り占めする最高の楽しみ方

旅行先でのランニング。東京浅草寺をバックにしたランナーのイメージ
目次

旅行計画を立てる時、あなたはシューズをパッキングしますか?

スーツケースを広げ、旅の荷物を詰めていく、あの心躍る時間。 Tシャツ、ガイドブック、充電器…。

では、一つ質問です。 あなたはそこに、ランニングシューズとウェアを加えますか?

多くの人が「旅行中くらいは休もう」「荷物になるし…」と、NOと答えるかもしれません。

しかし僕は、迷わずYESと答えます。

それは、僕が自分自身と交わした、たった一つのシンプルな約束を守るため。
そして何より、観光客が誰もいない街で、その土地の本当の顔に触れるという、最高の宝物が待っていることを知っているからです。

街が寝静まった深夜0時。 僕の、もう一つの旅が始まります。


第1章:僕の旅ランスタイル – なぜ「深夜0時」にミッションを開始するのか

僕が旅先で走る時間は、決まって深夜0時を過ぎてから。 友人や家族と来ていても、彼らが眠りについた後、僕は静かに部屋を抜け出します。

これには、2つの明確な理由があります。

同行者に一切迷惑をかけない

旅のスケジュールに影響を与えることなく、自分だけの時間を確保できる。

※事前にランニングする事は伝えましょう。

街が自分だけのものになる

日中の喧騒が嘘のように消え、走りやすく、そして何より、その街の静かな素顔と向き合える。
旅行の振り返りを行ったり次の日のイメージをすることができます。

このミッションを遂行するためには、周到な準備が欠かせません。


第2章:ミッションコンプリートのための「完璧準備マニュアル」

僕の準備は、常に「ランニング中」と「ランニング後」の2つの軸で考えられています。

STEP
諜報活動(コース設定)

旅に出る前、あるいはホテルの部屋で、僕は必ず相棒のアプリ『キョリ測』を開きます。

マップと連携し、走りたいルートの距離を事前に正確に把握できる神アプリです。これで、見知らぬ土地でも迷うことなく、計画通りのランを実行できます。

※アプリストアに飛びます。

こちらでも「キョリ測」をおすすめしています。

STEP
装備の厳選(持ち物)

旅の荷物は、軽さが命。ウェアは「軽量・圧縮可能・速乾性」の三拍子が揃ったものだけを厳選。そして最大のポイントは、移動中からランニングシューズを履いていくこと。これで荷物が一つ減り、フットワークも軽くなります。

持ち物チェックリスト:旅ラン必須アイテム
  • 軽量・速乾性のウェア上下
  • ランニングシューズ(履いていく)
  • 計測用の時計(スマートウォッチなど)
  • 洗濯ネット兼用の袋
  • スマートフォン

ウェアについてはこちらの記事も参考にしてください。

STEP
完全撤収(事後処理)

走り終えた後も、ミッションは終わりません。「スムーズに、無駄なく」が鉄則。

シャワーを浴びたら、ウェアはすぐにコインランドリーへ
洗濯の待ち時間に、明日の計画を立てたり、仮眠を取ったりする。この、すべてが噛み合った時の達成感も、僕が旅ランを好きな理由の一つです。


第3章:これぞ旅ランの醍醐味 – 誰もいない観光地を、独り占めする

さて、準備が完璧なら、あとは最高の時間を楽しむだけ。

僕の旅ランの最大の楽しみ、それは「深夜の観光地で、作品を撮ること」です。

日中は何時間も並ばなければ見られない場所も、写真を一枚撮るのに一苦労するような名所も、深夜になれば、まるで自分のためだけに用意されたプライベート空間に変わります。

友人

夜中に写真撮っても、暗くて意味なくない?

Tomoya

それが、今のiPhoneのナイトモードをなめてはいけない。
驚くほど綺麗に、幻想的な一枚が撮れるんだ。日中とは全く違う、その場所の”夜の顔”を記録できるんだよ。

旅行先でランニング時に撮った写真集3枚。

日中の賑わいを知っているからこそ、夜の静寂がより一層心地よく、贅沢に感じられる。 このギャップこそ、旅先でしか味わえない最高のスパイスです。


安全に最高の体験をするための、たった一つのルール

この特別な体験は、絶対的な安全の上でしか成り立ちません。 これだけは、必ず守ってください。

ルール:見知らぬ土地の暗闇を、決して侮らないこと。

いつもの走り慣れた道とは違います。暗すぎて足元が見えない場所、思わぬ段差や障害物が潜んでいる可能性も。
必ず、街灯のある明るい道沿いをコースに選び、常に周囲への警戒を怠らないでください。

【エピローグ】あなたの旅に、新しい1ページを

旅行とは、非日常を味わうこと。 ならば、その土地の「昼の顔」「夜の顔」、両方を知ってこそ、本当の旅をしたと言えるのではないでしょうか。

家族や友人、恋人に迷惑をかけない範囲で、ほんの30分だけ。 シューズを履いて外に飛び出してみる。

その土地の空気を肌で感じ、自分の足で大地を踏みしめる感覚は、きっとあなたの旅に「地に足のついた実感」という、新しい1ページを加えてくれるはずです。

旅行先でのランニング。東京浅草寺をバックにしたランナーのイメージ

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この記事を書いた人

私は、3年間継続的にランニングをしています。
以前は運動嫌いの会社員。数々の怪我と挫折を乗り越え、現在は「連続400日以上、毎日走る人」に。速さより「継続」を重視し、自身の体験から得たリアルな知識だけを発信しています。あなたのランニングが、もっと楽に、もっと楽しくなるヒントを届けます。

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