8.26 デイリー日記:ポアロシリーズ第2弾『五匹の子豚』を読了!
こんにちは!ポアロシリーズにすっかりハマってしまった私です。前回の『白昼の悪魔』に続いて、今度は『五匹の子豚』を読み終えました。またしてもアガサ・クリスティーの天才的な構成に脱帽です!
予想を超える展開に驚愕!
正直に言います。完全に騙されました!
自分なりに犯人を予想しながら読み進めていたのですが、まさかそう来るとは…。「えっ、そうだったの!?」と声に出してしまうほど、予想の斜め上を行く展開に度肝を抜かれました。読み終えた後、思わず「さすがポアロ!」と拍手したくなる気持ちでいっぱいです。
16年前の事件に挑むポアロ
『五匹の子豚』は、16年前に起きた殺人事件の真相を探る物語です。画家の夫を毒殺したとして有罪判決を受け、獄中で亡くなった女性。しかし、成長した娘は母の無実を信じ、ポアロに真相の解明を依頼します。
すでに16年も経過した事件をどうやって捜査するのか?序盤はそんな疑問でいっぱいでした。でも、さすがはアガサ・クリスティー。その展開方法が実に巧妙なんです!
まるで自分が探偵になったような読書体験
この作品の素晴らしいところは、ブロックごとに内容がきれいにまとまっていること。
当時の関係者5人(タイトルの「五匹の子豚」はここから来ています)それぞれの証言を一つずつ丁寧に聞いていく構成になっていて、まるで自分がポアロと一緒に捜査をしているような気分になれるんです。
登場人物はわずか5人という限られた中で、それぞれの証言を照らし合わせ、整合性を確認し、16年前のその日の状況を頭の中で再現していく…。
各人物の性格や印象、当時のやり取りの細かな描写が、すべて重要な手がかりとなっていきます。
推理小説初心者にもおすすめ!
実はこの作品、推理小説を初めて読む人にもとってもおすすめだと感じました。
なぜなら、登場人物が少なく、それぞれの証言が明確に区切られているので、情報を整理しやすいんです。複雑すぎず、でも奥深い。まさに推理小説の醍醐味を味わえる一冊です。

時を超える推理の妙技
16年も前の事件を、現在から振り返って真相を突き止める…普通に考えたら不可能に近いですよね。
でも、ポアロはそれをやってのけるんです。過去の出来事を丁寧に紐解き、人間心理の機微を読み取り、誰も気づかなかった真実にたどり着く。
この「さすがとしか言いようがない」面白さこそ、ポアロシリーズの魅力なんだと改めて実感しました。
次回作への期待
2作品読んで、すっかりポアロの虜になってしまいました。
次は何を読もうかワクワクが止まりません!皆さんも『五匹の子豚』、ぜひ読んでみてください。
きっと最後には「そう来たか!」と叫びたくなるはずです。
ポアロ沼にハマりつつある私の読書記録、これからも続きます!
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