継続中:478日.2025.9.20

【外ランの安全対策】交通事故を防ぐ最も重要なことは?ランナーが知るべき”認知”の技術

交通事故は未然に防げるをイメージした。ランナーと車の運転車が互いに認識している。
目次

【プロローグ】外を走るのが、少し「怖い」と感じているあなたへ

太陽の光、頬を撫でる風、移り変わる街の景色…。
外でのランニング(外ラン)には、ジムでは決して味わえない、最高の魅力が詰まっています。

しかし同時に、あなたの頭の片隅に、こんな不安がよぎることはありませんか?

「車が急に飛び出してこないだろうか…」
「スマホを見ている歩行者とぶつからないだろうか…」

その気持ち、よく分かります。

しかし、もし僕が「正しい意識さえ持てば、ランナーの交通事故は本来、極めて起こりづらい」と言ったら、信じますか?

Tomoya

こんにちは。
これまで何度もヒヤリとする場面に遭遇しながらも、ただの一度も事故に遭うことなく走り続けてきた、一人のランナーのTomoyaです。

これは、運が良かったからではありません。

僕が、あるたった一つの哲学を徹底してきたからです。

この記事では、あなたの身を100%守るための、僕の安全哲学と、それを裏付ける驚くべき科学的真実についてお話しします。


第1章:僕の哲学 – 交通事故は、すべて「認知のエラー」でしか起こらない

なぜ、事故は起こるのか。

僕は、その原因はただ一つ、「自分か相手、あるいは双方が、互いを”認知”できていない」ことにあると考えています。

考えてみてください。 あなたが車を運転していて、前方にランナーがいるとハッキリ認識していれば、わざわざその人に突っ込んでいったりはしませんよね?逆もまた然りです。

事故が起こるのは、 「見ているつもりで、見えていなかった」 「気づくのが、遅すぎた」 「相手は止まってくれるだろうと、思い込んでいた」 という、

認知の”エラー”や”見誤りが原因なのです。(意図的に危害を加える者は論外ですが)

つまり、究極的に言えば、こちら側が常に相手を100%認知し、相手の認知エラーすらも予測していれば、事故は未然に防げるというのが、僕の哲学です。


交通事故は未然に防げるをイメージした。ランナーと車の運転車が互いに認識している。
交通事故は未然に防げるをイメージした。ランナーと車の運転車が互いに認識している。

第2章:僕が何度も事故を回避してきた、たった一つの心構え

「そんなこと言っても、ルールを守らない車もいるじゃないか!」 その通りです。
僕も、数え切れないほどの危険な場面に遭遇してきました。

横断歩道を渡っているのに、猛スピードで目の前を走り抜けていく車。 スマホに夢中で、全く前を見ていない自転車。

ランニング中の交通事故を防ぐ最も重要なことは何ですか?

ランナー自身が「自分は車や他の歩行者から認識されていないかもしれない」という究極の防御意識を持つことです。

そして、常に周囲を認知し、危険を予測して回避行動をとる準備をしておくことです。

僕が徹底しているのは、
「僕はこちらを認識しているが、相手はこちらを全く認識していないかもしれない」という前提で走ること。

たとえ青信号でも、こちらが絶対的に優先でも、「ルールを無視して突っ込んでくる可能性」を常に頭の片隅に置いておく。

この究極の防御意識が、僕の身を何度も守ってくれました。


第3章:これは精神論ではない。科学が証明する「ランナーの驚くべき生存能力」

「そんなに常に気を張ってたら、疲れない?」 そう思うかもしれません。

しかし、ここからが面白いところです。 実は、科学的データは「ランナーは、そもそも事故に遭いにくい」という驚くべき事実を示しているのです。

ランナーが持つ3つの”生存スキル
① あなたは、一般人より”見えている

ランニングを習慣にしている人は、そうでない人と比べて周辺視野が広く、動体視力も優れていることが分かっています。

さらに、ランニング中は脳の注意・空間認識機能が活発になり、危険を察知する能力そのものが高まっているのです。(カリフォルニア大学, ケルン体育大学の研究)

② あなたは、ドライバーから”気づかれやすい”

調査によると、ドライバーの9割以上が「ランニングウェアを着た歩行者をより早く認識する」と回答しています。

その特徴的な服装と動きが、無意識のうちにドライバーの注意を引いているのです。反射材を着用すれば、その効果は絶大です。(米国交通研究委員会, デルフト工科大学の研究)

③ あなたは、いざという時に”避けられる

過去の事故未遂事例を分析した研究では、その約9割が「ランナー側の早期認知と回避行動」によって防がれていたことが確認されています。

ランナーは、高い身体能力と反応速度で、自ら危険を回避する能力に長けているのです。(筑波大学の研究)

つまり、僕が提唱する「究極の防御意識」を、

あなたはすでに無意識レベルで実践できる高いポテンシャルを持っている!ということです。

しかし過信は禁物です。十分に気を付けましょう!


【最終章】「寛容な心」こそが、あなたを守る最強の鎧

ここまで読んで、あなたの中に「自分は大丈夫だ」という自信と、
「ルールを守らないドライバーへの怒り」という感情が湧いてきたかもしれません。

僕も、理不尽な車に遭遇するたびに「くそ!」と思います。

しかし、最後に伝えたいのは、その怒りの感情に身を任せない「寛容な心」こそが、あなた自身を守る最強の鎧になる、ということです。 腹を立てて相手に敵意を向けても、何も良いことはありません。

「ああ、疲れているんだな」「急いでいるんだな」と心の中で受け流し、
自分のペースで、自分の安全を確保する。

その冷静で成熟したマインドが、あなたのランニングを、誰にも邪魔されない、豊かで心地よい時間にしてくれるはずです。

あなたのランニングが、安全で、最高の体験であり続けることを、心から願っています。

最高の外ラン体験のために

安全意識を高めたら、次はもっと快適に走るための知識を。ランニングは、知れば知るほど、もっと楽しく、もっと安全になります。

交通事故は未然に防げるをイメージした。ランナーと車の運転車が互いに認識している。

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この記事を書いた人

私は、3年間継続的にランニングをしています。
以前は運動嫌いの会社員。数々の怪我と挫折を乗り越え、現在は「連続400日以上、毎日走る人」に。速さより「継続」を重視し、自身の体験から得たリアルな知識だけを発信しています。あなたのランニングが、もっと楽に、もっと楽しくなるヒントを届けます。

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