前回の記事で、僕はランナーズハイを「気まぐれなギフト」だとお話ししました。 それは今でも、僕の偽らざる本心です。

しかし、3年以上走り続け、自分の身体と対話し続ける中で、僕は見つけてしまったのです。
その「ギフト」が、なぜか“高確率で”舞い降りてくる、いくつかの特殊な状況(トリガー)の存在を。

はじめまして!このブログを運営するTomoyaです。
これからお話しするのは、科学的根拠のない、完全に僕個人の体験に基づいた方法です。人によっては、全く効果がないかもしれません。
ですが、もしあなたが、あの「無敵モード」への扉をどうしても開けてみたいと願うなら…。 僕が密かに実践している「4つのトリガースイッチ」を、こっそりお教えします。
スイッチ①:「音楽」による、聴覚からの強制ブースト


これが、僕にとって最も再現性が高く、そして最も強力なスイッチです。 特に、僕の心を揺さぶり続けるロックバンド、UVERworldの「ライブ音源」は、もはや合法的なドーピングと言っても過言ではありません。
なぜ、ただの楽曲ではなく「ライブ音源」なのか?
そこには、観客の熱狂的な歓声、CD音源にはない生々しいアレンジ、そして何より、アーティストが放つ「魂の叫び」がパッケージされているからです。 それを聴いていると、僕はもはや一人で走っているのではなく、数万人の観客と共に、ライブ会場の熱狂の渦の中にいるような錯覚に陥ります。
苦しいとか、辛いとか、そんな感情は音楽と歓声にかき消され、ただ「もっと前へ」という、根源的な衝動だけが身体を支配するのです。
まさに音楽の力でランナーズハイになる事ができます。僕は、元気がないときやモチベーションが低いときにUverWorldの音楽を聴くことで乗り越えて継続してきました。
【上級者向けテクニック】
僕は、イヤホンがなくても、頭の中で好きな曲の好きなフレーズを「脳内再生」するだけで、この状態を擬似的に作り出せるようになりました。
あなたの魂を揺さぶる一曲は、最強の精神安定剤であり、そして最高のブースターなのです。
▼僕の心を何度も救ってくれた「お守り」たち▼
最高の音楽体験は、最高のギアから。
走りの邪魔にならない、防水でフィット感抜群のイヤホンは、音楽の力を借りるなら必須の投資です。
注意:
・首掛けのイヤホンは、走っていると外れたり安定しなかったりがあるのでやめた方が良いです。
・インナーイヤー型も振動によって外れてしまうのでやめた方が良いです。


僕の魂を揺さぶる、UVERworldの傑作たち:【PRAYING RUN】Live音源
どの曲から聴けばいいか分からない?それなら、僕が特におすすめする1曲をAmazon Musicから試してみてください。


スイッチ②:「大会」という、非日常の熱狂


普段は孤独なランナーである僕にとって、「大会」は特別な場所です。 スタート前に押しつぶされそうになるほどの緊張と不安。しかし、号砲と共に数千人のランナーが一斉に同じ方向へ走り出す、あの瞬間。
僕の中で、何かのスイッチが切り替わります。
周りを走る全てのランナーが、ライバルであると同時に「共に苦しみ、共にゴールを目指す仲間」のように感じられるのです。 前の人の背中が、自然と自分のペースメーカーになってくれる。集団が生み出す独特のリズム感が、自分の走りを安定させてくれる。
この「孤独」から「共闘」へと意識が変わる感覚が、僕を自然とハイな状態へと導いてくれるのです。
大会というのは、本気で自己記録更新したい人や完走したい人がたくさんいるのでおのずと自分も引っ張られるように力を出せるのがランナーズハイに入るきっかけになっているのだと感じます。
スイッチ③:「残り1km」という、ゴールの引力
「あと1km」
この魔法の言葉が聞こえた瞬間、僕の身体には、残っていた最後のエネルギーが全投入されます。 9kmという長い道のりを走ってきたという「達成感」が、アドレナリンに変わり、「最後の1kmくらい、くれてやる!」という、強気の感情が湧き上がってくるのです。
もちろん、満身創痍でそれどころではない時もあります。 しかし、この「終わりが見えた瞬間の、エネルギー全開放」という感覚は、ランナーズハイの入り口として、非常に強力なトリガーの一つです。
スイッチ④:「坂道」という、逆境への反骨心


「坂道でハイになるなんて、ただの変人だ」 そう思うかもしれません。僕もそう思います(笑)。
しかし、苦しいはずの坂道は、僕にとって最高の「アトラクション」なのです。
なぜか? そこでは、自分の足で一歩一歩、確実に逆境を乗り越えているという、原始的な達成感が得られるからです。 そして、周りのランナーのペースが落ちる中で、もし自分が少しでも前に進めたなら、それは圧倒的な自信に変わります。
この「壁」に対する反骨心と、「他者を追い抜けるかもしれない」という競争心。
この2つの感情が混じり合った時、僕はしばしば、坂道の頂上で最高のハイ状態を迎えるのです。
まとめ:あなただけの「スイッチ」を見つける旅
今回紹介したのは、あくまで僕個人の、少し変わった「スイッチ」たちです。 もしかしたら、あなたには全く響かないかもしれません。
それでいいのです。 大切なのは、「あなただけのハイへの入り方」を見つけること、それ自体を楽しむことです。
ランナーズハイに入った経験は、ランニングを継続するモチベーションにとても効果的です。自分の入り方を見つけて上手に使うことで継続してランニングを続けることができます。
朝日の美しさ、鳥のさえずり、新しいコースの発見…。 あなたの「スイッチ」は、意外と身近なところに隠されているのかもしれません。
この記事が、あなたがそのスイッチを見つけるための、ヒントになれば幸いです。 もし、あなただけの方法があれば、ぜひコメントで教えてください。






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