今日のランニングはきつかった。
途中までは良かったが、暑さで汗が止まらず、脱水気味になるくらいカラカラになる。
始めて指の先がしわしわになったと思う。
温泉や湯船につかると起きるこの「しわしわ」が、まさかランニング中に起きるとは思わなかった。
これは、体内の水分が減ったサイン?
今までは、温泉に入ったときに指がしわしわになるのが「ちょっと面白い」くらいに感じていたが、もしかしたら身体からの危険信号だったのかもしれない。
そんな不安と興味から、ちょっと調べてみました。
〜お風呂や温泉で指がしわしわになる本当の理由〜
■ 結論
お風呂で指がしわしわになるのは、単なるふやけではなく、私たちの体が持つ精密な自律神経の働きによる自然な反応です。
現代の医学では、この現象は進化の過程で身につけた「濡れた環境でも物をつかむ能力」とまで言われています。
次にお風呂で指がしわしわになったら、「自分の自律神経、ちゃんと働いてるな」と、ちょっと誇らしく感じてみてください。
■ 一般的な誤解:「水でふやけたから」説
かつては「長時間水に触れて皮膚が水分を吸収した結果、ふやけてしわになった」と広く信じられていました。
しかしこの説では、次のような点を説明できません。
- 指の掌側(てのひら・足の裏)だけで起こること
- 死後や神経障害のある人では起こらないこと
- 皮膚の水分吸収だけでは説明できない生理的変化があること
これらの観察結果から、「単純なふやけではない」ことが科学的に明らかになっています。
■ 現在の有力な説:自律神経による血管収縮説(交感神経説)
✅ 原理の流れ
現在、医学的に広く支持されている説は、以下のようなメカニズムです:
- 皮膚が水に触れる
- 交感神経が活性化される(自律神経の一種)
- 末梢の血管が収縮して血流が減少
- 内側の体積が減少:末梢の血流が減るから
- 表皮が余ってしわになる:全体的に厚みが減ったことで余る
この反応は、指先や足の裏など、グリップや接触が重要な部位でのみ発生する傾向があります。
■ しわが起こることの意味・示唆
● 健康なサイン
このしわしわ現象は、交感神経が正常に働いている証拠とされています。つまり、自律神経系が健全であることを示す生理的反応です。
● 医学的な検査にも応用
医療現場では、末梢神経の障害を調べる簡易的なスクリーニングとして、水に指を浸してしわが出るかどうかを確認する場合もあります。
❗しわが出ないケースの注意点
- 自律神経障害
- 末梢神経損傷
- 交感神経遮断(ブロック注射)後
- 重度の糖尿病性神経障害 など
このような場合、皮膚に水をつけてもしわが起こらないことがあるため、何らかの神経異常の可能性も考慮されます。
■ 温泉特有の影響はあるのか?
温泉成分(ナトリウム・炭酸水素塩・硫黄など)が皮膚の浸透性をわずかに高める可能性はありますが、しわの発生メカニズムの根本はあくまで神経系の働きによるものです。
つまり、水道水の風呂でも、温泉でも本質的な仕組みは同じです。
感想
つまり正常な反応なんだとわかりました。これが起きるから心配する事はなくむしろ良い兆候であるんだと思いました。
私がランニング中に起こったこのしわしわ現象は、汗の水分によって自律神経が反応して起こったものだと解釈できます。
暑いから汗が出る→手やヘッドバンドで汗を拭く→その汗によって交感神経が活性化する→しわしわになる原理になる。
水分不足だと思っていた疑問が今解決されました!
今まで気にしてなかった事を解決できるとスッキリしますね。まだまだ気にしていない自分や周りの事はたくさんあるので気づいたときに調べられると良いなと思いました。
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