大会は、明日。または、来週。
しかし、あなたの準備は、ゼロに近い。不安だ。
「なぜ、エントリーしてしまったんだろう…」 「今からでも、辞退できないだろうか…」
後悔と不安が押し寄せ、スタートラインに立つことすら恐怖に感じているかもしれません。

はじめまして!このブログを運営するTomoyaです。
僕も長年ランニングを続けている中で、準備不足のまま大会に挑まなければならない状況を経験してきました。
大丈夫です。今からあなたに、小手先のテクニックではありません。
僕が長年の経験の末に見つけ出した、練習不足の状態から「完走」するためだけに存在する、たった一つの『最終奥義』を授けます。
これを実践すれば、あなたは胸を張ってフィニッシュゲートをくぐることができるはずです。


最終奥義:『無心になり、ただ呼吸する』
あなたがレース中に意識することは、たったこれだけです。
「無心になり、自分の呼吸だけに集中する」
「え、それだけ?」と思うかもしれません。 はい、それだけです。
しかし、これが最も難しく、そして最もパワフルな技術なのです。 ペース配分も、腕振りも、ライバルのことも、一度すべて忘れてください。
なぜ、この一事が万事を制するのか?
このシンプルな奥義が、なぜ練習不足のあなたを完走へと導くのか。その理由を解説します。
1. 「無心」が、あなたのエネルギーを守る
初心者がレースで最も体力を消耗する原因は、実は「走ること」そのものではありません。
「考えること」と「周りを気にすること」です。
- 外的要因:
周りのランナーのペースが気になり、無意識に競争してしまう。沿道の応援に気を取られ、集中力が切れる。 - 内的要因:
「あと何キロだ…」「坂道、きついな…」「時計を見て、全然進んでいない…」といった、ネガティブな思考が頭を支配する。
これらの「ノイズ」は、あなたの精神を削り、無駄な力みを生み、貴重なエネルギーを奪い去っていきます。
「無心」とは、これらのノイズから自分を守るための、最強の盾(シールド)なのです。
2. 「呼吸」が、あなたの身体を支配する
足が痛くなるのも、横腹が痛くなるのも、その原因のほとんどは「呼吸の乱れ」にあります。
- 一定のリズム:
呼吸にだけ集中することで、あなたの身体は自然と一定のリズムを刻み始めます。 - 身体の自動化:
呼吸を意識すると、足の動きや腕振りは、驚くほど「自動化」されます。これにより、疲れを意識しにくくなり、淡々と足を進めることができるのです。 - 痛みの予防:
深く安定した呼吸は、体への酸素供給を最大化し、横腹の痛み(横隔膜の痙攣)などを未然に防ぎます。
「呼吸」とは、
あなたの身体という乗り物を、最後まで安定して動かすための、唯一のエンジンコントローラーなのです。
レース本番での、具体的な実践ガイド
- 呼吸のアンカーを見つける
- 自分の「吐く息」の音に、全ての意識を集中させてください。「スーッ、ハーッ、スーッ、ハーッ…」。その音を、あなたの世界の全てにします。
- 心が逸れたら、優しく戻す
- レース中、あなたの心は必ず他のことに逸れます。
周りの景色、他のランナー、疲れ…。それに気づいたら、「あ、逸れたな」と認識し、自分を責めずに、また優しく呼吸の音へと意識を戻してあげてください。 この繰り返しこそが、この奥義の実践です。
- レース中、あなたの心は必ず他のことに逸れます。
- 目線は「前のランナーの背中」だけ
- 遠くのゴールや、沿道の応援に目を向けてはいけません。あなたの10mほど前を走る、誰か一人のランナーの「背中」だけを、ぼんやりと見つめ続けてください。それが、あなたを導いてくれる灯台になります。
呼吸を吸ったときと吐いたときの肺の動きに注目してあげてください。ここを反復運動するように意識して丁寧に動かしてあげることが呼吸に集中する秘訣です!
【重要】この奥義を使う上での注意点
この方法は、あくまで道が整備された大会での「緊急避難的な秘訣」です。準備不足を推奨するものではありません。
もし、めまいや関節の激しい痛みなど、身体からの明確な危険信号を感じた場合は、決して無理をせず、勇気を持って立ち止まってください。
まとめ:あなたは、あなたが思うよりずっと強い


練習不足で大会に挑むあなたへ。 タイムや順位は、今日のあなたには関係ありません。今日のあなたのゴールは、ただ一つ。
「フィニッシュラインを、自分の足で越えること」です。
もしレース中に心が折れそうになったら、この奥義を思い出してください。 「無心になり、ただ呼吸する」
無駄なく効率的に完走するには、このことを意識して挑んでください!!
完走した後の達成感は、あなたの想像を遥かに超える、最高の気分です。 そして、スタートラインに立ち、フィニッシュラインを越えたという事実が、あなたの人生に新たな自信を刻み込むのです。
あなたの挑戦を、心から応援しています。頑張ってください!
夏に大会がある場合は、こちらも参考になると思います。


シューズは最低限揃えておきたい人にはこちらがおすすめです


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