夏は、ランナーにとって「最高で、最低な季節」です。
朝の澄んだ空気、草木の濃い緑、そして大量の汗と共に走り切った後の、あの突き抜けるような爽快感。これほど生命力を感じられる季節はありません。
身体もすぐに温まるので起動には、時間がかかりませんからスタートもスムーズに行えるのも良いですよね
しかし、同時に、まとわりつく湿気、滝のように流れる汗、そして容赦なく体力を奪う暑さが、あなたの「走りたい」という気持ちをいとも簡単にへし折ってしまう、地獄のような季節でもあります。

はじめまして!このブログを運営するTomoyaです。
僕もかつて、この夏の魔物に何度も打ちのめされてきました。
この記事では、僕が数々の失敗から学んだ、夏のランニングを安全かつ快適に乗りこなし、むしろ「夏を味方につける」ための具体的な戦略とアイテムの全てをお話しします。
夏のランナーを襲う「3匹の魔物」


夏のランニングで、あなたが戦うべき相手は「タイム」や「距離」ではありません。それは、あなたの気力と体力を静かに、しかし確実に奪っていく、以下の「3匹の魔物」です。
- 魔物①:視界と思考を奪う「汗」
- 魔物②:走る気力を奪う「エネルギー不足」
- 魔物③:全ての不調の根源となる「暑さ」
今から、僕が実践している、この魔物たちの具体的な討伐法をお伝えします。
第一章:「汗」という魔物の、最も賢い討伐法
夏のランニングで、最もストレスフルなのが「汗」との戦いです。目に入って集中力を削がれたり、顔を伝う不快感でリズムが崩れたり…。
ここで多くの人が悩むのが「帽子 vs 汗バンド」論争です。
日差しが強い日中は、熱中症対策として通気性の良い帽子が有効ですが、僕が日常的に、そして心から推薦したいのは「汗バンド」です。
僕が「汗バンド」を愛用する3つの理由
ストレスからの完全解放:
汗が顔に垂れてくる不快感を100%カット。視界と思考がクリアになり、走ることだけに集中できます。
熱がこもらない:
頭部が解放されているため、帽子特有の「蒸れ」や「熱がこもる」感覚が一切ありません。
圧倒的なメンテナンス性:
洗濯機に放り込むだけでOK。2〜3本持っておけば、毎日清潔な状態でローテーションできます。
【僕の体験談】
僕も代謝が良く、尋常じゃない量の汗をかきます。汗バンドなしで走っていた頃は、汗が目に入ってしみるわ、視界が歪むわで、本当にストレスでした。このシンプルな布一枚が、僕の夏のランニングの質を劇的に向上させてくれたんです。
▼僕も愛用中!夏ランナーの必需品▼


第二章:「エネルギー不足」という魔物を、食で制圧する
「夏になると痩せる」という人は、要注意です。それは、あなたが消費するエネルギーに対して、食事からのエネルギー補給が追いついていないサインかもしれません。
① 「飲む点滴」を自作する
汗で失われるのは水分だけではありません。塩分などの電解質も一緒に失われます。ただの水を飲むだけでは、体への吸収効率が悪く、本当の意味での水分補給にはなりません。
そこで僕が実践しているのが「自作・経口補水液」です。
【簡単レシピ】
- 水:500ml
- 塩:3g(小さじ半分)
- レモン汁:5g(小さじ1)
- はちみつ:8g(大さじ半分)
これらを混ぜるだけ。市販のスポーツドリンクより安価で、体への吸収が速い「飲む点滴」が完成します。
もちろん購入する選択肢もありますが自作でもできる事を紹介したいと思いました!興味があればぜひ!
また事前対策のためのスポーツドリンク・経口補水液はこちらから
② 夏バテにこそ「鍋」を食す
「夏に鍋?」と驚くかもしれません。しかし、これこそが僕の夏バテ対策の切り札です。
夏はそうめんや冷たいものばかり食べたくなりますが、それでは栄養が偏り、内臓も冷えてしまいます。 涼しい部屋で、野菜やキノコ、肉や魚といった多様な栄養素を一度に摂取できる鍋を食べることで、体は内側から温まり、失われたエネルギーを効率よく回復できるのです。
鍋に関連して温かい白湯や常温の水を飲むこともしています。
この「あえて熱いものを食べる」習慣が、あなたの体を夏の暑さに順応させ、夏バテしにくい体質へと変えてくれます。
第三章:全ての不調の根源は「走り方」にある
夏の消耗は、あなたのフォームを確実に蝕みます。 「いつもより足が痛む」「なぜかお腹の調子が…」と感じるなら、それは暑さでフォームが崩れ、身体のどこかに無理が生じているサインです。
最高のフォームは、最高の「相棒」から。
そもそも、あなたの足に合わないシューズでは、正しいフォームで走ることなど不可能です。僕が3年間の失敗から学んだ、怪我をしないためのシューズ選びの全てを、この記事で語っています。


足の痛みを克服すれば、夏はもっと楽になる。
足に痛みがあると、それをかばうために上半身に不要な力が入ります。僕が実践した「走りながら治す」という考え方は、あなたの身体全体のバランスを整えるきっかけになるはずです。


まとめ:夏を乗り越えた先に、本当の成長がある
夏のランニングは、確かに過酷です。 しかし、この厳しい季節と向き合い、自分の身体と対話し、工夫を重ねることで、あなたはランナーとして、そして一人の人間として、一回りも二回りも大きく成長できるはずです。
最後までケアするが基本のパッケージになってきます。
はじめのストレッチから終わった後のシャワー、ストレッチまでがワンセットで捉えてこの夏も怪我・病気にならず元気に乗り越えましょう!
この記事が、あなたの夏ランを「地獄」から「最高のトレーニング」に変える一助となれば、幸いです。
次回は、ランニングの秋編。走りやすく、記録も出やすい「黄金シーズン」を最高に楽しむための準備についてお話しします。 お楽しみに!


コメント