痛みの先にある「本当の地獄」
「また、この痛みか…」
ランニング中に襲ってくる足の痛み。ですが、本当に恐ろしいのは、その痛みそのものではありません。
痛みのせいでモチベーションが下がり、走るのを休み、期間が空いてしまう。そして、いざ治った頃には、体力も気力も失われ、「また走るのが怖い」と感じてしまう『挫折への負の連鎖』こそが、ランナーにとっての本当の地獄なのです。

はじめまして!このブログを運営するTomoyaです。
僕もかつて、シンスプリントや鵞足炎といった数々の怪我に悩み、この「負の連鎖」で何度もランニングを諦めかけました。
でも、ある一つの考え方を実践したことで、僕は怪我を乗り越え、今では痛みなく走り続けることができています。
この記事では、僕が挫折の淵でたどり着いた「走りながら治す」という、少し“クレイジー”な方法について、僕自身の体験談と共にお話しします。
僕が選んだ「休まない」という選択肢
怪我をしたら「休む」のが常識です。しかし、僕には「休息が挫折に繋がった」という苦い経験がありました。だからこそ、僕は「どうすれば走りながら、この痛みを克服できるか?」という問いに向き合い続けました。
もちろん、ただ同じように走り続ければ、悪化するだけです。
大事なのは、「痛みは、あなたの体からの“フォームが間違っている”というサインだ」と捉え、走り方を根本から見直すこと。怪我は、あなたを次のステージに引き上げてくれる「最高のコーチ」でもあるのです。
一回休息を取ってしまうと次走るのが怖くなったり心配になったりと一つハードルが出てきます。
どう乗り越えるのかを考えた時、僕は【早い方が良い!】と結論を出しました。
後回しにすることでどんどん体力も落ちて再開するハードルが上がってきます。治った時にはモチベーションがなくなっており怪我の記憶もあるので恐怖すら感じてしまいます。
なのでこのことから僕が決断したことは、【休まない】という選択です。
「走りながら治す」ための、たった2つの鉄則
先ずこのけがは、一つの分岐点で決断をするべき問題である事を意識してください。
一度休息を取るのか?僕のように休まない選択を取るのか?これはあなたが決めるべきポイントです。
僕の経験から休む選択をした場合は、何日まで様子を見るのか?そしてその日の状態がどうであれ一度ランニングをする・外に出る事が大事になってきます。
完治したらと決断してしまうと後回しになって体力も気力も精神も落ちてしまい「こんなはずじゃなかった」とランニングが億劫になってしまいます。
もちろん休まなかったことで怪我が悪化し走れなくなるリスクもあることは確かです。
【休まない】選択をした僕が実践したのは、非常にシンプルな2つのことだけです。
鉄則①:痛くない「走り方」を、実践で見つける
ランニングは、驚くほど単純なスポーツです。つまり、走り方を少し変えるだけで、足にかかる負担は劇的に変わります。
例えば、脛(すね)の外側が痛いなら、内側を意識して走ってみる。膝が痛いなら、一歩の衝撃を小さくしてみる。
【僕のリアルな体験談】
僕が外側の脛の激痛に悩まされていた時、藁(わら)にもすがる思いで試したのが「一本の平均台の上を渡るように、足の内側で着地する」という走り方でした。すると、どうでしょう。あれほど酷かった痛みが、嘘のようにスッと消えたのです。
足の親指・母指球から脛の内側を意識し少し内股になる事で内側で着地する事が可能になります。この瞬間、僕は「痛みの原因は、走り方の中にこそある」と確信しました。
このように同じ走り方をしては悪化してしまうので、どうにか別の道を探すことが怪我をしていても継続させる秘訣です。
鉄則②:身体の「大きい筋肉」に頼る
なぜ、多くの初心者は脛やふくらはぎを痛めるのか?それは、身体の中で「小さい筋肉」である下腿部(脛、ふくらはぎ)に頼りすぎているからです。
ランニングで本当に使うべきは、あなたの身体で最も「大きい筋肉」である、大腿部(太もも)です。
意識的に太ももを使う事を意識して走るだけで、脛への負担は驚くほど減り、むしろ体幹を使った効率的なフォームが身についていきます。騙されたと思って、次のランニングで試してみてください。
小さい筋肉を使うときは、スピードや俊敏性のある動きをするときに頼ると効果的に目的を果たすことができます。なのでこの使い分けの意識を持っておくとより賢いランニングを行っていけると思います。
怪我を「未来への投資」に変える、予防という最強の戦略
この「走りながら治す」方法は、あくまで緊急避難的なテクニックです。
最も重要なのは、「もう二度と怪我をしない身体を作ること」。そのために必要なのは、以下の2つです。
① 最高の「相棒」を見つける:シューズ選び
僕が何度も怪我を繰り返した最大の原因は、自分の足に合わないシューズを履いていたことでした。正しいシューズは、あなたの足を守る「鎧」になります。


② 身体をケアする「習慣」を身につける:ストレッチとセルフケア
走る前と後に軽く準備体操をすることでけがを未然に防止する事ができるので必ず軽くストレッチ等を行う習慣を身につけてランニングする事をおススメします。
走る前、身体はランニングのモードに切り替わっていないので軽くストレッチする事で体を温めてからモードを切り替えて事前に準備するのが怪我予防に大事です。
また冬と夏では、温まり具合が違うので分けて行ってください。冬は入念なストレッチが怪我をしないポイントです!
そして走り終わった後のストレッチは、疲労を抜き、怪我を防ぐための最も簡単な「保険」です。



特に、僕が脛の痛みに悩んでいた時に役立ったのが、
このコンプレッションスリーブ(着圧サポーター)です。
これは、脛が痛かった時購入して痛みが軽減したので紹介したいと思います。
これを付けることで少々圧迫感がありますがそれが血流を良くしてくれたのか”10”あった痛みが”6”くらいの痛みに軽減しました。
また普段よりスムーズにスタートダッシュを決めれたりと重宝するサポートグッズです。





ストレッチ・セルフケアにお勧めなのがこの
【フォームローラー】と【ヨガマット】です!
これは、自身の凝り固まった筋肉をほぐしてくれるのでリラックス効果や疲労の回復にとても良いです!
私もランニングが終わってシャワー浴びた後に10分程軽く【ヨガマット】を敷いて【フォームローラー】でストレッチしています。次の日の”足の疲れ具合が軽くなっている”と実感しているので普段から愛用しています。
これは、モチベーションにも私生活にも影響があり、QOLが上がります。




まとめ
この記事が、痛みに悩むあなたの「走り続ける力」になれば、これほど嬉しいことはありません。
ランニングの痛みは、あなたを苦しめる敵ではありません。 それは、「走り方が少し違うよ」「身体のケアが足りていないよ」と教えてくれる、あなたの身体からのメッセージです。これは、成長するためのきっかけになります。
その声に耳を傾け、正しく向き合うことで、決断する力と新しい道を発見する力が身に付き、あなたは昨日よりも強く、賢いランナーになれるはずです。


苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。
「ウィリアム・ジェームズ」




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